日常生活における節約方法の中で最も節約の効果があるのが食費です。
家賃や公共料金、保険料などを値切ることはできませんから、節約できるところは必然と限られています。
その中でも食費は流動的な為、節約しやすいのです。
食費を減らすコツはまず、不必要なものを買わないことが重要です。
子供にせがまれて余分なお菓子を買ったり、冷蔵庫の中の食品が期間切れにならないようにすることから始まります。
不必要なものを買わないという判断は以外にも難しく、必要な物だけを確認して買うように意識しましょう。
また、1カ月分の献立をまとめて決めてしまう事でも節約できます。
慣れるのは難しいかもしれませんが、慣れると毎日考える手間がないので楽です。
今まで何も気にせずに献立を考えて、買い物していた人は、月に2円〜3万円位は減らせると思います。
最初から1カ月分の献立を考えるのは挫折の原因になるので、まずは1週間分から始めてみませんか?
と、こんな具合に食費を節約する方法を紹介していきますね!
目次
月の食費の予算を決めておく
毎月の食費の予算を決めておく事が基本です。 そこから1週間分の食費の予算を決めてやりくりすれば、無駄な支出を減らせます。
毎日、ちょこちょこ買っているといつの間にか無駄なものまで買っているのです。
それを防ぐには、安いときのまとめ買いをお勧めします。
ショッピングに出かける前に冷蔵庫を確認し、何を買うかメモっておけば無駄な買い物する必要はありません。
メモすることにより買い忘れもなくなり、節約にもつながります。
肉は冷凍保存がきくので安いときに大量購入するといいですね。タイムセールの時は狙い目です。
買った肉は小分けして冷凍保存しておけば、1ヶ月程度は持つので、必要なときに直ぐに使えて便利です。
野菜を冷凍保存の場合は加熱するなどすれば冷凍できる野菜もあります。ニラ、ネギ類はそのまま冷凍できます。
また、スーパーなどで「おつとめ品コーナー」もあり、賞味期限が近い商品が置かれています。
直ぐに調理するようでしたら即解です。半額になっている場合も多いので狙い目です。
買い物を極める
空腹時に買い物に行かない事
食費を節約する際に、特に有効なのは買い物時の気構えとでも言うんでしょうか。
無駄なものを買わないようにするには満腹で行くのがよいでしょう。
空腹時に買い物へ行ってしまうと、余計に多く買ってしまう傾向にあります。
特に試食コーナーの横を通る際、ついつい匂いにつられて予定外の物を買ってしまいます。
しかし、この方法なら誰もが実践できます。おなかいっぱいの時に買い物に行くだけですから。
そうすると、余計なものに惑わされることもなく、不要な買い物がかなり減らせます。
食材はまとめて買うようにする
先にも述べましたが、買い物は毎日ではなく、週に1回程度にしてまとめて買うようにします。
新聞に入ってくるチラシを見ていれば、何日にどのスーパー安いかどうかが判断できるようになります。
スーパーによって安いものや高いものがありますから、それらを把握することにより、スーパーによって安いもの、安い日がわかるようになります。
安い時にまとめて購入して冷凍保存すると、食費をかなり節約することができます。
また、冷蔵庫の中のものや常備している食品などに工夫をこらして調理すれば、無駄が減って節約になります。
まとめ買いの時には、冷蔵庫の食材を頭に入れ、一週間分のメニューを考えておく必要があります。
スーパーで買い物をしていると、つい特売品に目が行って、思わず買ってしまう事がありますが、冷蔵庫にのこている事を忘れて衝動買いを繰り返すと、冷蔵庫の食材を無駄になり、節約どころではなくなってしまいます。
毎日買い物に行って節約?
上級者向けの方法ですが、毎日買い物に出向くと交通費がかさんで予定な出費だと思われがちです。
事実、車で行くにしてもガソリン代がかかるので、ガソリンが高騰している時代に合わないように思います。
さらに、毎日買い物に行くと、不要な買い物をしてしまう可能性も高まると考える人も多いかもしれません。
ですが、やり方次第では節約術になるのです。
毎日の買い物のメリットは、ゲリラ的に行われるタイムセールを狙える点にあります。
スーパーは、お客さんを引き付けるために、毎日何らかの目玉商品を特売しています。
そういった商品をゲットするには、毎日の買い物が物を言います。
ですが、何でも安いからと買ってしまわないように注意する必要があります。
また、毎日買い物に行くことにより、購入金額を分散する効果があります。
例えば、日曜日にまとめて買い物に行くと、数万単位の買い物になることが多いと思います。
そうなると、心理的に「あと1000円くらいならいいか!」という欲がでます。
このような事を減らしていくのが節約につながるのです。
食費は毎日のショッピングに必要な量だけを買うのですね。
主食を見直す
日本人なら、ほとんどの家庭の主食は、お米でしょう
ですが、最近は朝食にパンを食べる家が増えています。
では、食費節約の観点から見た場合、最もコストパフォーマンスがよい食材はどんな材料なのでしょうか。
お米は一般的な国産米なら10kgで3,000円前後はします。
毎日の消費量により3kg、5kgで買う場合もあると思いますが、基本的に月10kg程度は消費するでしょう。
おおよそ、一月3,000〜4,000円程度かかります。
1日三度の食事をお米にするなら、1日100円強といったところです。
食パンの場合、販売価格は、安売りの場合、6枚切りで120円程度で購入できます。
朝食のみパンにして1枚20円、3人家族の場合で1日60円です。
朝食べると、一月1800円かかってしまいます。
ちなみに3食パンだと5,400円かかることになります。
明らかにお米の方が安いですよね。
ですが、さらに節約できる食材があります。
それはソーメンです。
ソーメンは安く買えるところなら、1kg150円~程度で購入できます。
お米が10kgで3,000円強、どんなに安くても2,000円と考えると、ソーメンのコストパフォーマンスが分かりますよね!
缶入りの飲み物は買わないようにする
食費を節約していくうえで絶対にやってはいけないことがあります。
それは缶ジュース、缶コーヒーなどの缶入り飲料を買わないことです。
缶ジュースなどは非常に割高な商品で、特に缶茶を毎日の食卓に出すなど、論外です。
缶ジュースは350mlで120円です。
1リットルで350円程度という計算になります。
一方、ペットボトルの場合、安売りの時に買えば2リットル150~190円程度で購入することができます。
実質、5分の1の価格です。
他にも、コーヒー牛乳や野菜ジュース系なら、1リットルの紙パックの飲み物が100円程度でコンビニでも買えるので、これらをコップに注いで飲みましょう。
さらに、差がでるのが缶のお茶です。
2リットルのペットボトルで120~200円という商品も少なくありません。
ですがまだ割高です。
節約を実践するなら、お茶は絶対に水出しのティーバッグを購入するべきです。
緑茶や麦茶にも色々種類があるので値段もそれぞれですが、一般的に50パック200〜300円前後で販売されています。約1.5~2リットルで1パックです。
1パックでたったの4円で、1.5~2リットルのお茶が作れます。
出かける際にも、水筒やタンブラーに注いで出かければかなりの節約になります。
食材は下処理して保存しておく
肉類の保存方法
料理に使用する材料はまとめ買いすることでコストも節約できます。
そして、買ったものはその日のうちに下処理して保存する事です。
キチンと下処理して保存しておけば、使うときも便利ですし、時間短縮にもなります。
「肉類」の場合、牛肉や豚肉に関しては焼き肉のタレにつけて冷凍保存します。
1回の料理に使う量を200g~300gごとに小分けして保存します。
鶏肉は一口サイズに切って、フライ用の下味を付けた状態で冷凍保存しておけばすぐに利用でき便利です。
料理酒につけてレンジでチンして、冷えたら冷凍保存しておけば、バンバンジーやサラダなどに使用できます。
「ひき肉」についても、1回量200~300gに分けて冷凍保存します。
コツとしては薄く伸ばして冷凍すると、すぐに解答できます。
ハンバーグを作って冷凍しておけば、おかずに困った時にも直ぐに使えて便利です。
「魚」などは、照り焼きなどの調味料につけた状態で冷凍保存するとよいでしょう。
鮭を焼く場合は、一度に多めに焼いて、残りの分は、ほぐして冷凍しておくと、鮭フレークに変身して、おにぎりやお茶漬けの具として活用できます。
野菜の保存方法
野菜の保存にはラップを使用するよりも、ジップロックなどの保存袋を使用すると2倍長持ちします。
野菜は買ってもなかなか一度で使用できない場合がほとんどなので、一工夫して冷凍保存しておけば料理するときに手早くできます。
「ネギ」が残った場合、小さくカットして冷凍保存しておけば、すぐに取り出して薬味として使用することができます。
「きのこ」類に関しては、そのまま冷凍保存しておくだけで、他の料理のレシピで使えます。
生姜やニンニクなどの場合は、皮をむいた状態で冷凍保存する事がポイントです。
皮を剥いておくと、すぐに冷凍庫から取り出して使用することができます。
ゴーヤーは半分に切ったあと、ワタを取り、ラップに包んで野菜室で保存します。
また、薄くスライスして軽く茹でて、水気を拭いて冷凍保存も可能です。
「キャベツ」は芯の部分をえぐり出して濡れたキッチンペーパー詰め込み、ラップか新聞に包んで野菜室に保存します。レタスの場合も同様に保存できます。
「ほうれんそう」は、新聞紙に包んで根側を下にして保存すると長持ちします。
また、茹でて適当な大きさに切り、ジップロックに入れて冷凍保存できます。
「じゃがいも」は常温保存が可能ですが、室内温度が高い場合は野菜室に保存します。その際、水分に触れないように保存します。
「大根」は葉をカットし、新聞紙に包んで野菜室に保存します。
余った葉の部分は、お浸しするとおいしく頂けます。
「カボチャ」は常温で保存します。カットしたものに関してはラップに包んで野菜室に保存します。
「小松菜」は、濡らした新聞紙に包んでからビニール袋に入れて保存します。葉野菜は立てて保存すると長持ちします。
「人参」は新聞に包んでビニールに入れて野菜室に保存します。泥がついていてもそのまま保存します。
「トマト」の場合、完熟したものなら冷凍保存も可能で、解凍位すればトマトソースに変身できます。
「タマネギ」は常温保存できますが、風通しの良い所にします。カットしてある場合はラップに包んで冷蔵庫に保管します。みじん切りして炒めれば、冷凍保存も可能です。
「ナス」は、新聞紙に包んでからビニールに入れて保存します。
「とうもろこし」は、茹でてからジップロックに入れて冷凍保存します。
「きゅうり」は立てた状態で野菜室に保存します。
「カリフラワー」は、ラップして野菜室に保存します。
野菜室で野菜の鮮度を保つには、畑で育っていた状態で保存することです。
すなわち、葉野菜なら根っこを下にした状態で立ててから保存すると持ちがいいんです。
食材は残らないように使い切る
食材を正しく使い切る事も節約につながります。
例えば、大根やかぶの葉、さらに、ブロッコリーの芯などは捨てている人も多いかと思います。
ですが、これらの食材にもう一手間かければ、食費を節約することができます。
今まで捨てていた食材を上手く利用すれば、簡単でおいしい料理のレシピとして生まれ変わります。
大根の葉は、味噌汁に大根と一緒入れれば、かいわれや三つ葉の代わりになります。
ブロッコリーの芯の場合、きんぴらに変身できます。
芯の部分を千切りにしたものを、にんじん、もやしなどの野菜と混ぜてきんぴらの味付けをするだけです。
栄養もあって、おすすめの節約料理です。
材料は可能な限り捨てる部分を取り除き、様々な料理に活用して、食費を節約すれば、ゴミも減って環境にもいいんです。
日頃からこのような工夫で料理を作ることが大きな節約につながるのです。
おやつを見直して節約する
子供と一緒に買い物していると、お菓子を強請ってきますよね。その度に買っていたのではバカにできない額になってしまいます。
そこで、おやつを手作りしてみてはどうでしょうか?
手作りだと日頃は目にしないものなので子供も喜びます。
サツマイモで作るかりんとう
サツマイモを短冊にカットして10分程度水に浸しておきます。その後水気を拭きとり、油で揚げるだけです。
皿に盛りつけて、好みに応じて砂糖をまぶして完成です♪
片栗粉でワラビ餅風?
片栗粉50gと砂糖大さじ2、水200~250ccを耐熱容器に入れてよく混ぜます。
そしてレンジに1分加熱し、取り出して混ぜたら、また1分加熱、これを4回程度繰り返すと、ドロドロになってくるので少し冷やします。
冷えたら一口サイズにちぎって適当に丸め、皿に盛って完成です。
あとは、お好みできなこ、砂糖、黒蜜などをかけてどうぞ。
餃子まんじゅう?
餃子の皮に市販のあんこを包んで揚げるだけ。揚げまんじゅう?のできあがり。
ポテトチップス?
ジャガイモの皮など、クズ野菜を捨てないで、適当な大きさにカットして水に浸けておきます。水気を拭き取ったら油で揚げるだけです。
あとは好みで塩や砂糖をまぶせばオリジナルポテトチップスの完成です。
注:ジャガイモの緑になった皮は使用しないで下さい。
外食を見直して節約する
仕事の時のランチって楽しいですが、毎日ともなると、結構な額になってしまいます。
これをお弁当に切り替えましょう。
昨夜の残りのおかずを包んで持っていけばよいのです。
最近では節約のために男性の方でも、会社にお弁当を持参する人が増えているようです。
ランチを外食した場合、いくらかかっているのか概算してみましょう。
昼食費用を約650円とした場合、650×23(週休二日)=14950円です。
結構な額になってしまいますね、当然見なおすべきでしょう。
節約のためにコンビニのオニギリとペットボトルお茶という人もいるでしょう。
計算しますとオニギリ120円×2個+150円×23日(週休二日=8970円になります。
外食のランチよりは低い額ですが結構かかっています。
これをお弁当にすると、もっと食費を減らすことができると思います。
お昼は自前のお弁当で決まりですね。
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まとめ
食費節約のポイント
食費を節約するにあたり、一番簡単に実行できるのは、外食はなるべく控えること、仕事の日のランチは、お弁当にすることです。料理や買い物と違い、何も考えずに実行するのみです。
他には買い物でしょう、スーパーに行くと、安い材料を発見しては、安いからと買い漁るのは無駄の典型です。
これを止めるだけでも十分に食費の節約ができます。
さらに、安い材料をタイミングよく購入して料理を行い、ボリュームもしっかりしたおいしい料理を作ることも食費の節約につながります。
また逆に安い材料を購入しても無駄にして結局は節約にならないので、買ってきたものは無駄なく使うことも大切です。
買い物に行く際は、必要なものだけを買うこと、メモしてから買い物に行くこと、メモ以外のものは買わないように努力すること、可能であれば最安値の商品をチェックしておき、そこで買い物することがポイントです。
さらに財布の中に必要な分だけのお金を入れていく、カードも持たなければ、財布に入っている分しか買うことができないために食費の節約につながります。
財布の中に余分なお金を入れないのが有効な節約術です。
不必要な買い物をする必要はありませんからね!