「すぐ手を挙げてしまう、言葉遣いが乱暴になった。」と我が子に感じたことはありませんか?
最近、衝動的に感情を爆発させてしまう子供たち、いわゆる「キレる子」が増えています。
どうしてそんな状況になってしまったんだろう?何か原因はあるんだろうか?と頭を悩ませているお母さんへ。
「キレる」という行動が子供の生活スタイルに関係している、特に食生活に関りが深いって知っていましたか?
今回は、キレる子供の原因と食事の関係について調べてみました。
目次
栄養が問題かも!?キレる子供の食生活を改善する際のコツ!
現在、子供が「キレやすくなる」ことに関りが深いと言われているのは砂糖の過剰摂取、ジャンクフードの過剰摂取です。
砂糖の長期過剰摂取は血糖コントロールを妨げ、低血糖状態に陥りやすい体にしてしまいます。
低血糖の症状として神経過敏や攻撃性の増加があるので、些細なことでキレやすくなる子が増えている原因と言えるでしょう。
ジャンクフードの摂取は皆さんも体に良くないということはお分かりかと思います。
ジャンクフードにはビタミンやミネラルというような体に有用な栄養素が含まれていないどころか、化学調味料や化学甘味料が多く含まれています。
特にカルシウムやビタミンB群の不足は子供をイライラさせる原因にもつながっているのが分かっており、ジャンクフードばかり食べている子供は絶対的にコレが不足してしまうのです。
んじゃどうしたらいいんだろうと思うお母さんへ、食生活改善のコツを挙げますね。
【食生活改善のコツ】
- ①精製された砂糖(ビタミンもミネラルも含まない)の摂取を減らしましょう
- 甘い清涼飲料水の摂取ではなくお茶や牛乳を飲むように促し、おやつに市販の甘いお菓子類をだすのも見直しましょう。
- ②インスタント食品、ファーストフード、加工食品の摂取を減らしましょう
- これらのジャンクフードに含まれている食品添加物にはカルシウムの吸収を阻害するリン酸ナトリウムが入っています。なるべくジャンクフードに頼るのではなく、手作りの食事を食べさせてあげたいですね。
- ③「まごはやさしい」食材を頭において調理しましょう
- 知っている方も多いかもしれませんが、「ま」=豆類・「ご」=ゴマ・「は(わ)」=わかめなどの海藻類・「や」=野菜・「さ」=魚・「し」=しいたけなどのキノコ類・「い」=いも類、これらの食材は脳にやさしい食材と言われています。
この食材をうまく調理し、子供たちに食べさせてあげることができれば栄養素もバッチリ!キレにくい子になるでしょう。
すぐイライラ!キレる子供への上手な対処法を一挙紹介!
我が子なんだけど、すぐキレるあの子にどう接していいかわからないお母さんへ上手な対処・対応方法を紹介しますね。
①子供に安心感を与える
一般的に自分の感情や意思を抑制されてきた子にキレる子供は多いと言われています。自分の感情をうまく表現できずに育った子供は、突然感情を爆発させてしまう事があるのです。反抗期だからと割り切ったり、頭ごなしに否定したりせずにコミュニケ
ーションを図りましょう。子供が「困ったときは相談しよう」と思えるような安心感を与えることが重要です。
②何に対してキレているのか、自分の感情を見直す機会を与える
子供がキレるということは自分の感情をうまく整理できていないことも原因の一つです。落ち着きを取り戻した際に、キレている時にどんな感情を抱いていたのか?何に対しての怒りだったのか?を親がファシリテートし引き出してあげましょう。その際どんなことを言っても否定することはせず、子供の思いを聞いてあげましょう。キレる以外にどんな解決策があったかまで子供が考えることができれば上出来です。徐々に子供はキレる自分を客観的にとらえる力を養っていけるでしょう。
③周りの人や専門家に相談する
子供のキレ方も千差万別。親だけではうまく対応できない場合も多々あると思います。そんなときは周りの人や専門家に相談しましょう。親だけで解決しようとすると親も参ってしまい、共倒れしてしまう恐れもあります。県や市では電話相談を受け付けているところもありますし、医療機関の臨床心理士に相談するのも良いでしょう。
キレる子供の原因は性格⁉どうやって子供を見守るといいの?
大人でも怒りっぽい性格の人っていますよね。
子供がキレやすい原因もその性格にあるのではと思う時ありませんか?
例えば、さまざまなことをきっちり完璧にこなしたい子供はそれが上手くいかなかったときに怒りっぽくなったり、言葉で伝えるのが苦手な子供は伝えたいことが伝わらないと感じると怒りやすくなる傾向があると言われています。
しかし、子供の時からこれを性格だからと片付けてしまうのはいけません。
一般的に怒りの反応は一種の防御反応と言われており、人間が自分の存在を脅かされるときに起きるとされています。
大人と違い、子供は上手く自分の気持ちを言葉で表現できなかったり、挫折や失敗などのストレスに対する対応もできません。
それがキレるという行動につながりやすいのです。
そういう反応を成長段階の一つとして捉え、大人が子供に寄り添うことが必要になってきます。
子供の怒りに応戦するのではなく、問いかけてみましょう。
挫折した子供には勇気づけをし、一緒に乗り越えていきましょう。
子供の存在を無償で認めてあげましょう。
これらを実践することで、子供の心を育てていってあげてくださいね。
まとめ
キレやすい子供が増えていると言われている現代ですが、食事の見直しや大人としての関わり方を見直すことでキレにくい子供を増やしていくことが可能です。
子供が自分で怒りをコントロールできるように少し温かい目で見守ってみましょう。