紫外線が強い時期になりましたね。
普段は日焼け対策をバッチリしている方も多いと思います。
しかし、忙しくて日焼け止めを塗り直せなかった、あるいは海やプールでついつい長居してしまい、ガッツリ日焼けしてしまった!という場合もあるかもしれません。
そんな時の、アフターケア対策は万全ですか?
日焼けしてしまって、肌がかゆい時の対処法やアフターケアの仕方もしっかり頭に入れておきましょう!
今回は、「日焼けのかゆみが我慢できない」と悩みの方に日焼け後のケアについてお伝えします。
目次
日焼け後のケア!あなたはどうしてる?
美白化粧品はNG
日焼けしてしまった後、あなたは急いで美白化粧品を使っていませんか?
実はそれNGなんです。
美白効果の高い化粧品の多くは、メラニン色素の生成を抑え、「予防」の効果が高いものばかりなので、既に日焼けしてしまった後にはあまり効果はありません。
むしろ、日焼け直後の軽いやけどを負った肌には、刺激が強すぎるので不向きなんです。
いつも通りのスキンケアだけでは不十分
また、化粧水をいつも通りにつけるだけで終わっていませんか?
日焼けしたあとの肌は、水分が奪われ不安定な状態なので、いつも通りの保湿だけだと、すぐに水分は蒸発してしまい乾燥が酷くなってしまいます。
日焼け後は、1に保湿、2に保湿というくらい、保湿が重要になります!
次で、日焼け後にどんなケアをすればいいのか、ご紹介します。
日焼け後のケア!敏感肌にもおすすめしたい!
日焼け後のケアは、日焼け後72時間以内に行う必要があると言われています。
そして、最重要事項は次の4つです!
<冷やす・保湿・水分補給・食事からビタミン補給>
順番に見ていきましょう。
(1)冷やす
日焼けした肌は、軽いやけどと同じ炎症が起きてしまっています。
普段、料理中に油がはねてしまった時、誤って鉄板に触ってしまった時はすぐに流水で冷やしますよね。
日焼けも同じなんです。
たかが日焼けと侮っていると、炎症が収まらず腫れが酷くなることもあるので、すぐに冷やしましょう。
また、冷やす方法も、直接氷を当てると、冷たすぎて皮膚組織が壊れる可能性があります。
そのため、冷たいシャワーを浴びる・保冷ジェルを当てる・氷水を入れた袋をタオルでくるんで当てる、といった対策をしましょう。
目安は、火照りが収まるまで、絶対にこするなどの刺激を与えずに冷やし続けましょう。
(2)保湿
アルコールやパラベン(防腐剤)が入っていない、敏感肌用の化粧品を使います。
ビタミンCなどを含む化粧水も、美容効果はありますが日焼け直後には、刺激が強すぎるので、日焼け後2~3日たって炎症が落ち着いてから使いましょう。
いつもより多めの化粧水をたっぷりつけます。その際、パッティングは刺激になってしまうのでやめた方がいいでしょう。
化粧水後は、保湿効果の高い乳液や美容液の油分で、しっかり潤いにベールをかけます。
さらに効果を高めるには、ワセリンでしっかり保護するとより良いですよ。
ちなみに、オススメのケア成分は、アロエ・クマザサ・馬油・桃の葉です。
また、セラミド・アミノ酸が入ったものも良いでしょう。
以下でオススメのアフターケア商品をご紹介します。
コパトーン アフターサン オイルフリー ジェル 140g
コパトーンというと、日焼けケア商品の王道だけあって、信頼度は高いですよね。
この商品は、アロエだけでなく、クールダウン効果のあるメントールも入っているので火照りも鎮めてくれます。
もちろん、オイルフリー・無香料ですよ。
ハトムギ保湿ジェル
このハトムギシリーズは、化粧水も普段使いしている方も多いかもしれません。
ハトムギは、抗炎症作用もあり日焼け後の炎症を抑えるのにぴったりですね。
カーマインローション(N) / 260ml
これはお母さんが使っていたという方も、いるのではないでしょうか?
1975年からある超ロングセラー商品なので、懐かしい印象をもつ方もいるかもしれませんね。
なんと349円という激安な上、火照った肌を引き締める収れん効果をもつことが特徴で、日焼け後のケアにはコレ、という人も多いんです。
2層になっているので、よく振ってから使って下さいね。
(3)水分補給
日焼け後は、肌だけでなく、体も水分不足になっています。
軽く熱中症のような症状になっていることもあるので、水分補給はしっかりしておきましょう。
その水分が肌へも行きわたることになります。
(4)食事からビタミン補給
食事からもケアは出来るんです。
特に、ビタミンは肌の生成に役立つので、積極的に取るようにしましょう。
・ビタミンC…シミやソバカスの原因になるメラニン色素の合成を防ぐ効果があります。
多く含まれる食材は、トマト・パプリカ・レモン・グレープフルーツ・キウイ・ブロッコリーなど。
・亜鉛…ミネラルが豊富で、細胞の再生を助ける効果があります。
多く含まれる食材は、ホタテ・牡蠣・牛肉・うなぎ・大豆製品など。
・ビタミンE…抗酸化成分があり、メラニン色素が活性化してシミになることを防いでくれます。
多く含まれる食材は、ナッツ・ゴマ・アボカドなど
日焼けの後が痛い!かゆい!炎症をおさえるには?
公益財団法人日本皮膚科学会によると、やけどの程度は「Ⅰ度~Ⅲ度」に分けられ、日焼けはなんと「Ⅰ度熱傷」レベルの火傷に該当するんですね。
Ⅰ度熱傷は「表皮熱傷」とも呼ばれ、れっきとしたやけどの初期段階と言えるんです。
やけどと言われれば、痛みが生じるのも当然だな、と思いますよね。
それではまず、日焼け後に肌がかゆくなる原因をご説明しましょう。
防御・修復反応
日焼け=やけど(皮膚の炎症)→皮膚は炎症を修復しようとします。
日焼けでなくても、傷がついた時など、傷口から汁が出ることがありますよね。
その汁とは、リンパ液なのですが、それが傷を修復してくれる重要な物質なんです。
つまり、日焼けした時も、その炎症部分を修復しようと、体内からリンパ液を集め修復させようとします。
しかし、そのリンパ液が集まる時に、かゆみが生じるんです。
傷口の治りかけの頃、かゆくなってかさぶたが出来ていたのに掻いて取ってしまう、なんて経験はありませんか?
その現象と同じですね。
肌が乾燥している
肌が日焼け=やけどしたことで、肌からは水分が奪われます。
また、それだけでなく、日焼けしたことで皮膚のターンオーバーのサイクルも乱れてしまい、肌の細胞も弱くなってしまっています。
肌がかゆく感じるのは、まさに、肌細胞が外的に弱くなってしまっている証拠ですね。
それでは、日焼けによるかゆみを少しでも鎮めるにはどうすればいいでしょうか?
お風呂は最低限に!
血行がよくなると、余計にかゆみが増してしまいます。
そのため、湯船には浸からず、シャワーだけで済ますようにしましょう。
とにかく冷やす!
先ほどもお話しましたが、日焼けはやけどと同じ状態なので、炎症を鎮めるために冷やすことが大切です。
保湿のジェルや化粧水を、冷蔵庫に入れておいて冷やしておくと、肌の炎症を鎮めながら保湿も出来るのでオススメですよ。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
日焼け対策は、予防とアフターケア両方を万全にしておくと、いざという時に慌てなくて済みますね。
これから夏のレジャーが楽しくなる時期、美容対策も万全で思いっきり楽しめるといいですね!