料理中に、ふとガスコンロを見たら何か点滅している…
「火消えてるじゃん!」と焦ったことはありませんか?
私はちょくちょくあるのですが…(汗)、そんな時に換気しようと思って、すぐに換気扇を回していませんか?
実は、換気扇を回すと爆発する可能性があるんです!
ガスが蔓延してしまった場合、まずガス栓を閉じて、すぐに窓を開けましょう。
今回は、ガス漏れの時の換気扇の爆発について詳しく説明します!
目次
ガス漏れに気が付いても換気扇のスイッチは押さないで!
都市ガスやLPガス(プロパンガスのこと)のホームページを見ると、ガス漏れに気が付いた時に絶対してはいけないことを、以下のように紹介しています。
- ・ライターやマッチなどの火気は絶対に使わないこと
- 電灯、換気扇などのスイッチに触らないこと
ガス漏れに気が付いた時に、のんびりタバコを吸う人はいないでしょ、と思いますよね。
でも換気した後に自己判断で、「ある程度換気出来たから、もう大丈夫だろう」と思い一息つこうとタバコの火付けたら、まだガスが残っていて爆発した、という場合があるのでその注意喚起ですね。
また、電灯や換気扇だけでなく、スイッチがあるものは全て厳禁なので注意が必要です。
それは、スイッチをON/OFFする時に少しばかり火花が出るので、ガスが多く蔓延していると反応して爆発する可能性があるんです。
※都市ガスとLPガス
都市ガスの場合、空気より軽い性質を持つので天井に上がっていきます。
そのため、天井付近にある電灯には要注意ですね。
一方でLPガスは空気より重い性質を持ちます。
そのため、足元などの電化製品にも要注意です。
ガス漏れ時に換気扇をつけると火花が出て爆発することも!?
(1)スイッチのON/OFFでも爆発の恐れアリ
電化製品は、何でもスイッチがON/OFFする時に少しばかり火花が出ます。
それは、スイッチがONになるときだけでなく、OFFにする時にも同様です。ガス漏れに気が付いた時、電化製品を一通り消したくなるかもしれませんが、電化製品には触らない方が安全です。
逆に、帰宅したときに部屋がガス臭かった時やガス警報器が鳴っていた時、真っ暗な部屋だと電気を付けたくなりますが、それも危険です。
(2)ガス警報器のプラグは抜かないで!
また、ガス警報器が鳴っている場合、警報音に耐えられず電源プラグを抜きたくなるかもしれませんが、絶対にしてはいけません。
プラグも抜き差し部分に電気が流れていますので、コンセント部分にも近づかないようにしましょう。
ドアや窓を開けて換気をしてガス濃度が下がれば、警報音は鳴りやみます。
ちなみに、警報器は、ガス濃度が爆破限界濃度の1/100に達した時点で鳴り出すように設定されているので、鳴り出したからと言って、すぐに爆発する危険があるわけではないので安心してくださいね。
ガス漏れ時に換気扇を点けるのは絶対ダメ!正しい換気の仕方とは
それでは、ガス漏れに気が付いた時にするべき手順を確認しましょう。
1、火の気をなくす
調理中の場合は、すぐにコンロの火を消しましょう。
2、ガス栓を閉める
ガス漏れがどこからなのか見分ける前に、ガスを使用しているもの全てのガス栓を閉めましょう。
3、窓とドアを開けて換気する
出来れば、風がよく通るように窓2か所か、窓とドアを大きく開けて換気します。
4、ガス会社に連絡する
1~3の対処後、自分で判断せず必ずガス会社に連絡しましょう。
都市ガスやプロパンガスともに、その地域でガス漏れ専用緊急ダイヤルを設置してありますので、あらかじめ携帯などにメモしておくといいでしょう。
ちなみに換気に要する時間ですが、ガス漏れの量によっても変わってくるので自己判断は危険です。
海外でも、飲食店で仕込み準備に店に入った時、ガス臭いことに気が付きガス漏れに気が付きました。
そのため換気して20分ほどたち、「もう大丈夫だろう」と思い着火した途端、爆発した、という事件もあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ガス漏れ時に換気扇を回しちゃダメだなんて、知らなかった方も多いのではないでしょうか?
いざとなっても慌てないように、普段から家族に周知して確認しておいた方がいいですね。