ほっと一息いれたいとき、コーヒーを飲むという方は多いと思います。
一方で、「どうもコーヒーは苦手だけど、職場ではみんな飲んでいるし、取引先でも出されるから、飲めるようになりたい」「コーヒーが苦手というと、お子ちゃまと言われるので悔しい」という方もけっこう多いのではないでしょうか。
特に仕事の場面では、喫茶店で商談をするときに「コーヒー飲めないので…」とは言いにくい場合もありますよね。
せめて好きにならなくとも、飲めるようになりたい、…という方のために少しでもコーヒーが苦手の方の克服方法について、今日はご紹介します!
目次
コーヒーが飲めない原因と理由!
「苦い」「酸っぱい」
こういった理由で、コーヒーが苦手という方は多いのではないでしょうか。
コーヒーは苦味・酸味・甘味、この3つのバランスがとても大事な飲みもので、質の悪いコーヒーだと、甘味が感じられずただ苦くて酸っぱい飲み物だったりするんです。
例えば、ほかの食べ物の例を挙げると海の幸「かき」です。
実は私自身、かきはあの磯臭さが苦手なのですが、新鮮なものや調理したてのものは意外とおいしく食べられて驚いた経験があります。
どうやら、昔食べたかきの鮮度があまり良くなかったため、噛んだ瞬間に口の中で広がる磯臭さに「うわっ苦手…」と思ったんですね。
このように、最初に質のよくないコーヒーを飲むと、その印象が残って苦手になってしまった場合があります。
その場合、質のよいコーヒーを飲めばおいしいと感じるかもしれません。
そのほか、小さいころに両親がコーヒーを飲まなかったという家庭で育つとコーヒーとの接点がなく、大人になっても「飲まず嫌い」になってしまっている場合もあります。
あとは、体質的な問題で、カフェインへの耐性が低い方はカフェインが含まれているコーヒーを飲むと胃がもたれる、眠れなくなる、頭痛がするなどという方もいますね。
日本人は比較的カフェインへの耐性は強い人が多いらしく、耐性が弱い方はなかなか理解されにくいかもしれません。
コーヒーが苦手な人でもおいしく飲める方法
それでは、コーヒーを少しでも飲みやすくするにはどうすればいいでしょうか。
苦味が苦手な方は
まず、コーヒーの苦味が苦手な方におすすめの飲み方をご紹介します。
一番手軽なのが、カフェオレやカフェラテのようなミルクが入ったものからはじめて、まずはコーヒーの苦いイメージを払拭することです。
ミルクを入れると飲みやすくなるだけではなく、ブラックコーヒーでは感じにくいまろやかさと香りがひき出てくることもあります。
中には、良質なコーヒーだと、少量のお湯で薄めることで、コーヒーの濃度が下がり、甘さを感じやすくなることもあるほど。
ただ、質のよくないコーヒーは薄めるとただのちょっと苦いコーヒーになってしまうので難しいところですが…
また、苦味とのバランスを取ってくれる砂糖も入れるとより飲みやすくなりますね。
ちなみに、グラニュー糖ではなくコーヒーシュガーやブラウンシュガーがおすすめです。
グラニュー糖を入れると砂糖の味が目立ってしまうため、取って付けたような甘さが舌に残ってしまいます。
酸味が苦手な方は
実は、コーヒーが苦手な多くの方がいう「コーヒーの酸味」とは、劣化=酸化したものをいうんです。
コーヒーは、焙煎してから即劣化が始まるので、市販に出回っているコーヒーの多くは実は劣化してしまっています。
またコーヒーを抽出するときに煮詰めてしまったものも嫌な酸味を感じることがあります。
しかし、新鮮で良質なコーヒーのもつ「酸味」はフルーティーな香りに近いものなので、むしろおいしく感じるはずなんです。
また、胃が弱くてコーヒーを飲むと胃痛がしてしまうという方は、胃をコーティングしてくれるミルクを入れて飲むのがおすすめです。
次の項で、それぞれにおすすめのコーヒーの種類をご紹介します。
コーヒーが苦手な人でも飲めるコーヒーとは?
コーヒー豆には産地によって様々なテイストの違いがありますね。
あまりなじみがない方には、どれがどれだかわからない…と最初の一歩が踏み出せない方もいるかと思います。
苦味が苦手な方におすすめのコーヒー豆&挽き方
・グアテマラSHB…やわらかく丸みを帯びた酸味が特徴的です。甘みがありフルーツのような香りもポイントです。後に残らない苦味と、甘味を持ち合わせた中米を代表する豆です。
・ドミニカ バラオナ…麦を焦がしたような芳ばしさとバニラを思わせる甘い風味で、苦味はひかえめで柔らかい味わいです。
粗挽きの方が、薄く苦味が少なく酸味が出やすくなります。
反対に細かく挽くほど、コーヒー成分が抽出され濃くなり苦味が強くなります。
酸味が苦手な方におすすめのコーヒー豆
・ミルクブレンド…インドネシア産のコーヒー豆をベースに、ミルクとの相性を考えて作られたコーヒー豆です。コクが深いので、カフェラテやカプチーノ、ラテにして飲むのがおすすめ。
・グアテマラ 有機 コーヒー…芳醇で華やかな酸味とほのかな甘み&クセのないサッパリとした苦味が楽しめるコーヒー豆です。フルーツのさわやかな酸味はぜひ試してみたいところ。
上で述べたように、中挽き~細挽きだとコーヒー成分が多く出るので苦味が強く出ますが酸味は弱くなります。
自分でおいしいコーヒーを淹れるには?
ドリップが有名ですが、実はお湯の温度やコーヒーにかけ方など意外と技術が必要で、淹れ方によって味に差がでてしまいます。
しかし、フレンチプレスという抽出方法なら味が安定するので、初心者の方でもおいしいコーヒーを淹れることができます。
トライしてみたい方は、ぜひチェックしてみてください。
→フレンチプレスの淹れ方
本格的な器具のようですが、2、3千円あればちゃんとしたものが購入できるので試してみる価値ありですね。
まとめ
いかがでしたか?
コーヒーを好きになれると、様々なテイストの違いやスイーツとの組み合わせなども楽しめて幅が広がりますね。
もし良質なコーヒーを飲んだことがなくて、コーヒーに苦手意識を持っているならぜひ一度カフェや喫茶店などで淹れたてのコーヒーを飲んでみてください。
きっとコーヒーのイメージがおいしいものに上書きされると思いますよ。