豚バラ肉や豚小間切れ肉、ブロック肉など豚肉はお料理に使いやすくて大量にまとめ買いする方も多いですよね。
大量に買ってきたら小分けにして冷凍する方が多いと思いますが、どのように解凍していますか?
冷蔵庫に入れる方法や、電子レンジを使う方法、流水などいろいろありますが、それぞれにメリットデメリットがあります。
短時間で解凍したいときや、できるだけ品質をキープしたいときなど優先したいことを抑えて上手に解凍しましょう。
今回は、豚肉を解凍する際の様々な方法についてお話ししていきます。
目次
豚肉の解凍をとにかく早くしたい
夕飯作りのときに、急きょ豚肉を使いたくなるときありますよね。
でも解凍していない…そんなとき、できるだけ早く解凍するにはどうすればいいでしょうか?
多くの方が行っている解凍方法は、電子レンジでしょうか。
電子レンジのほかに、氷水解凍や流水解凍があります。
ここで、それぞれの解凍方法のメリットとデメリットをご紹介します。
電子レンジ解凍
電子レンジを使うメリットは、なんといっても早く解凍できる点です。
うまみ豚肉を包んでいるラップを外し、お皿にキッチンペーパーを敷いて豚肉を載せて100gあたり1分ほど電子レンジで温めます。
一気に温めると中心部と外側とで温めムラができたり、ドリップが大量に出て味が劣化する原因になります。
このドリップは、肉のうまみ成分なので、ドリップが出るとパサついた肉になってしまいます。
電子レンジを使って急激に温度変化させることで、ドリップが出やすいので早さを取るか、うまみを取るか…がポイントになりますね。
フライパンで湯煎して解凍
フライパンでも豚肉を解凍させられることをご存知ですか?
肉をジップロックなどに入れて水が入らないようにしっかり密封して、70mlほどの水を入れたフライパンに入れます。
そのまま強火で3~4分ほど加熱し、その後余熱で溶かします。
こちらの方法も、5分ほどあれば解凍できますが、肉の量や形によって熱が入りすぎてしまったり、ムラが出てしまうのがデメリットです。
また、温度変化も急激なのでドリップが出やすいのが難点ではあります。
氷水で解凍
ジップロックなどの密封容器に入れた豚肉を、氷水を張ったボウルに入れます。
解凍に2~3時間ほどかかりますが、電子レンジなどと比べると時間をかけて解凍できるのでドリップが出にくいでしょう。
ただ、2~3時間の間も適宜氷を足していくなどして冷たい状態をキープしておいた方がいいでしょう。
あるいは、ボウルに氷水を張りつつ、少しずつ流水に当てておくともう少し解凍時間が短くなるでしょう。
冷蔵庫で解凍
できるだけおいしいまま豚肉を解凍させるには、冷蔵庫に入れて半日~1日かけて解凍するのが一番です。
冷蔵庫に入れてゆっくり解凍をすることで、肉のうまみを残すことができます。
チルド室は冷蔵庫内で最も温度が低いため、チルド室に入れて解凍するともっとうまみを残せるでしょう。
※注意!室温解凍はNG
室温の方が解凍時間が早まるので、室温解凍する方もいるかもしれませんが、あまりおすすめできません。
常温だと細菌が繁殖しやすいため、早く溶けてきた肉の表面の細菌が大量に増殖してしまいます。
その結果、食中毒を起こす危険性があるので避けた方がいいでしょう。
豚肉の解凍後の賞味期限はどれ位
豚肉を解凍した後は、できるだけすぐに食べきるようにしましょう。
一般的には、解凍したあとの消費期限は2日間といわれています。
ただ、それも冷凍する前の豚肉の鮮度や解凍方法によっても変わってきます。
電子レンジ加熱やフライパン加熱など、急速に解凍した場合は痛みが早くなっていますので、2日ももたないでしょう。
反対に、温度が一定に保たれている冷蔵庫でゆっくり解凍し、そのまま保存されている状態なら2日間はもつでしょう。
いずれにしても、最後は自己判断になるのでもし豚肉に異常が見られたら消費期限以内でも食べずに捨ててくださいね。
ちなみに異常な状態とは、ネバつきが出てきている、変なニオイがする、変色が激しい、変な味がする、などです。
豚肉を一度解凍したら再冷凍はできる?できない?
豚肉を再冷凍すると肉の細胞壁が何度も壊されてしまい品質が急激に劣化してしまいます。
また、解凍方法によっては細菌が大量に繁殖することがあるので、基本的に再冷凍はしない方がいいでしょう。
なんと冷凍と解凍を何度も繰り返して、肉の温度が変化すると眠っていた微生物が目を覚まして雑菌となり食中毒を引き起こすこともあるんだとか。
ただ、冷蔵庫で解凍した豚肉は、再冷凍が可能です。
冷蔵庫内は冷たい状態でキープさせられるので、細菌の増殖を防ぐことができます。
しかし、冷蔵庫内に保存していたとしても、消費期限は迫ってきますのでできれば再冷凍せずに食べきれるといいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
豚肉を冷凍するときは、日付を書いて冷凍後1~2か月以内には食べきるようにした方がいいでしょう。
便利な冷凍庫ですが、業務用の冷凍庫と違って開け閉めの頻度が高く温度変化が激しいので、品質保持にも限度があります。
上手に活用して、お得に豚肉を楽しめたらいいですね。
ジップロックより最強!
食品を新鮮に長持ちさせるには真空パックが鉄板です♪
食材長持ち!真空パックん公式通販サイト【暮らしの幸便】