家の中でカビが発生する場所といえば何処を思い浮かべますか?
「お風呂!」と答える方が多いのではないでしょうか。
お風呂は油断していると、すぐにカビが発生してしまいます。
まめに掃除しているのに、どうしても同じ場所にまたカビが発生してしまいます。
とにかくカビはしつこく、掃除しても掃除しても、また発生してしまいますよね。
ここではお風呂のカビ取りを簡単にできるおすすめの方法について説明したいと思います。
目次
お風呂のカビの取り方とカビを寄せ付けない方法でお悩みではありませんか?
- 壁と床の境目のゴムパッキンやシリコンコーキングの黒いカビが落ちません
- シャワーホースの黒いカビが取れません
- カビキラーも試しましたがほとんど落ちません
- ピンク色のような汚れが落ちない
カビをこのまま放置しておくとさらに落ちにくくなる上に体にも悪影響が...
味噌や醤油を作る時の酵母や麹菌などもカビの一種で、発酵させたりするのには欠かせないものです。
しかし、人間にとって有益なカビもいる反面、体に悪影響なカビもいます。
カビは、さまざまな病気の原因となっています。
・アレルギー疾患
気管支炎喘息やアレルギー性鼻炎など原因になる場合もあり、咳だけが長く続くようであればカビが原因の可能性も考えられます。
カビの胞子がアレルギーの原因ですが、
考えてみれば花粉症と近い感じがしますが、カビの胞子は花粉よりも小さいため、体内に簡単に入ってしまいます。
そして、空気中のカビ胞子は、花粉の1000倍以上の密度があるので、アレルギーを発症しやすいのです。
・感染症
たとえば、「真菌感染症」と呼ばれている病気です。
これは、抵抗力が弱まった体にカビが繁殖するという恐ろしい病気です。
通常なら、免疫力や抵抗力がありますから、菌を跳ね返せますが、抵抗力衰えると皮膚などに、カビが繁殖する場合があるようです。
さらに、体内に侵入したカビは、肺や脳のなかまで繁殖するといいます。
聞いただけでも大変、恐ろしい病気ですよね!
また、カビは発がん性物質になりうる種類もあるので侮れません。
お風呂のカビが無くなることによるメリット
- アレルギー症状が緩和され、それに掛かる薬代や病院費用が節約できる
- お風呂のカビ取りに長時間費やさなくて住むようになる
- カビが原因による病気の余計な心配をしなくて済む
- 毎日気持ちいい気分でお風呂に入れる
カビを撃退して気持ちいいお風呂場にするステップ
用意するもの
- 塩素系の漂白剤(カビキラー、キッチンハイター)
- お風呂用洗浄剤(バスマジックリン等)
- 床用ワイパー(フローリング用等)
- キッチンペーパー、ティッシュなど
- 雑巾
- ラップ
- ゴム手袋
- マスク
- ゴーグル(あれば安全)
- 歯ブラシ
1.装備と環境
初めに、お風呂場に窓がある場合は全開にして、入り口の扉も開けておき、換気扇も回しておきます。
塩素系漂白剤の揮発したガスは体に良くありませんからね。
次にゴム手袋とマスクを装着しましょう。
できれば、ゴーグルもあったほうが良いでしょう。(無ければ水中メガネで代用します)
2.いきなり、塩素系の漂白剤(カビキラー、キッチンハイター)を使わない事!
ここから、カビ退治を始めますが、いきなり塩素系漂白剤(カビキラー、キッチンハイター)を使わないことです。
なぜなら、ほとんどの場合、水垢や湯垢などの汚れでカビがコーティングされていることが多く、そのままカビにスプレーしても効果が半減する場合があるからです。
カビキラーの力を最大限に活かすには、バスマジックリンで掃除しておくことです。
予め水垢や湯垢など汚れを落としておけば効果的にカビを除去できます。
バスマジックリンを使った後はシャワーでしっかり流しておきましょう。
次に使うカビキラーと反応して危険な有害ガスが発生する場合があるので。
3.高いところから始める
掃除の基本は高い所からです。
床用ワイパーにキッチンペーパーを付けて、キッチンハイターをキッチンペーパーに吹きかけて天井を丁寧に拭きます。
スポット的に黒いカビが生えていたら、小さくちぎったキッチンペーパーにキッチンハイターを染み込ませて貼り付けておきましょう。10~30分程で綺麗になると思います。
最後に、水で堅くしぼった雑巾を床用ワイパーに付けてで天井を拭き取って完了です。
次に壁と床に移ります。
4.カビがしつこい場合はキッチンペーパーを併用する
壁と床の場合は直接カビにカビキラーを吹きかけましょう。
壁の場合、泡タイプだと垂れにくく定着しやすいので効果的です。
大抵のカビはこれで落ちますが、しつこいカビの場合、天井と同様にキッチンペーパーを活用しましょう。
特にユニットバスの場合は、ゴムパッキンやシリコンコーキングのカ所が落ちにくいことが多いので、キッチンペーパーをストロー状に丸めてキッチンハイターを染み込ませて貼り付けて湿布しておきます。
こちらも10~30分程で綺麗になると思います。
スポット的にキッチンハイターを使うのはカビキラーよりキッチンハイターの方が塩素濃度が高いためです。
※どうしても落ちない場合
カビの根が奥深くまで浸透していると考えられ、塩素系漂白剤がそこまで浸透しきれないためです。
何度か繰り返していると薄くなる場合もありますが、どうしても落ちない場合はゴムパッキンやシリコンこーきんぐの打ち直しを勧めます。
※塩素系洗剤は有害ガスが発生する可能性があるため、その他の方法とは別で行うようにしてください。
5.シャワーホースの黒いカビの場合
シャワーホースの場合、しつこい場合が多いので最初からキッチンハイターを染み込ませたキッチンペーパーで巻き、さらに上からラップで包んでおきましょう。
何度か繰り返しているとキレイになります。
※どうしても落ちない場合
ホースのゴムに深く色素沈着している場合、これ以上やっても落ちない場合が殆どです。
そういった手間を掛けるより新しいホースと取り替えたほうが良いでしょう。
6.ピンク色の汚れの場合
ピンク色の汚れの正体はカビではなく「ロドトルラ」という菌の一種です。
カビではありませんが安心できませんよ。
なぜなら、「ロドトルラ」はカビの発生場所を同じだからです。
放っておくとそのうちカビに変わるでしょう。
そんなピンク汚れには「バスマジックリン 風呂用洗剤 泡立ちスプレー 除菌消臭プラス」が効果的です。
「バスマジックリン・除菌消臭プラス」は「ロドトルラ」の細胞膜を破壊できる除菌能力を持った洗剤です。
使い方は簡単で、ピンク汚れにスプレーして、5~10分放置した後、洗い流すだけです。
7.カビを予防する
カビ予防に重要な事は、とにかく空気の流れを作ってあげることです。
本当なら、カビが発生する前に予防することが一番ですが、それでもやはりカビが発生してしまうことがあります。
お風呂場のカビの防止は、発生したカビをこまめに落とすことです。
後は、お風呂上がりには浴槽に蓋をして、お風呂の換気扇を回して湿気を外に追い出すようにすれば、カビの発生をある程度防げます。
そして、お風呂の換気扇ですが、お風呂上りだけでなく、可能であれば24時間回しておきます。
そんなことしたら、電気がもったいないと思う方も多いでしょう。
しかし、カビが発生して、カビを落とすために、専用洗剤を購入します。
これを月に1回購入するよりも1カ月の換気扇の電気代が安いのです。
換気扇は1カ月回しっぱなしでも、掛かる電気代は200円程度です。
重要なのは、あの手この手でお風呂場を乾燥させることが大切です。
また、普段のお風呂掃除の時は「バスマジックリン 浴室洗剤 泡立ちスプレー 防カビプラス」などのカビ防止効果のある洗剤を使うのも効果的ですよ。
洗剤を扱う場合は換気に十分に気をつけながら、カビを防止するためにガンバりましょう。
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