赤ちゃん・幼児の人見知りの時期はいつから~いつまで?年齢ごとの原因と対策!

人見知りで泣く赤ちゃんとお母さん

人見知りとは、赤ちゃんや幼児が自分の親や親しい人以外に対して、顔をそむけたり、怖がったり、泣きだしたり、母親にしがみついたりすることをいいます。
生後すぐの赤ちゃんは、誰に対しても反応に大きな変化はありません。
ですが、生後6カ月後過ぎた頃から、人を判別できるようになると、知らない人に対して人見知りが始まります。

人見知りと言っても、皆が一色たんではなく、大きく反応する子もいれば、そうでない子供もいます。
赤ちゃんや幼児の場合、「人見知りをしないようにするにはどうしたら良いか」と悩む親も多いものです。

しかし、幼児期の場合は成長に伴い、団体行動も増え、人見知りは自然に克服し、少しずつ収まっていくものです。

そこで今回は、赤ちゃん、幼児の人見知りの時期や年齢ごとの原因と対策について解説します。

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赤ちゃんの人見知り

人見知りで泣く1歳児生後、間もない赤ちゃんというのは人見知りをしません。
この時期にはまだ、赤ちゃんは自分と他人の区別どころか、身近にいる人さえ認識できません。

ですが、生後6カ月を過ぎたあたりから人見知りがはじまります。
なんと、早い子は3カ月あたりから人見知りが始まる赤ちゃんもいます。

この頃になると、自分の近くにいる人と知らない人の区別ができるようになります。
人見知りをするということは、赤ちゃんの知能が正常に発達している証拠でもあり、決して子育てが間違っている訳ではないので安心してください。

いつも近くにいるお母さんやお父さんをしっかりと認識しているからこそ、人見知りが起こるのです。

人見知りには個人差があり、人見知りが激しい子もいれば、全くしない子もいます。
人見知りの激しい子のお母さんとお父さんは大変ですが、「親のことをしっかり認識しているんだ」とポジティブに考えて、この時期を乗り切りましょう。

赤ちゃんが人見知りをして泣いていても、焦らずに赤ちゃんを抱きしめて安心させてあげましょう。
無理に人見知りを克服しようとせずに、他の人に慣れてくる時期が必ず来ますので、それまで焦らずに見守ってあげましょう。

また、赤ちゃんの人見知りを克服する必要は一切ありません。
泣いてばかりで難しい場合もありますが、人見知りは一時的なものですから、一度しかない今の時期を楽しみましょう。

1歳児の人見知り

生後6カ月位から始まるといわれる人見知りは、1歳半位まで続く場合があります。
これには個人差があるため、2歳~3歳位まで続く子もいます。1歳で人見知りであったとしても何の問題もありません。

子供の人見知りを克服しようと、公園に出かけたり、サークルやさまざまな会合に参加される方もいらっしゃるようですが、子供がすぐに他の人に慣れるとは限りません。

自分の子供には、他のお友達と仲良く遊んでほしという願いはありますが、1歳の子供にとっては、まだ仲良く遊ぶのは難しい時期です。人見知りを何とか克服しようと焦らずに、少しずつ他人に慣れていくのを見守ってあげましょう。

1歳なら、親子関係をしっかり築いていくことが大切で、散歩したり、公園に連れて行ったり、親子で仲良く過ごすほうが重要です。それから、人との接触機会を増やすことによって、他人に慣れさせていくと良いでしょう。

また、人見知り以外にも、なじみのない場所を怖がってしまう場所見知りの子供も結構います。親が動揺してしまうと、子供がそれを察知して不安になります。
そんな場合は、抱っこしてあげて安心させてあげましょう。

人見知りや場所見知りは子供の成長過程でほとんどの子供が経験するものです。
立派に成長している証でもあるので無用な心配はせずに見守ってあげましょう。

子供が泣き続けると親は参ってしまいます。外出していると周りの目もありますし何とか落ち着かせたいものですが、1歳にもなると片言の言葉で駄々をこねたり、歩き始めの子も多く、一刻も目が離せない時期でもあります。

人見知りは時間が必ず解決してくれますので焦らずに子育てに専念しましょう。

2歳児の人見知り

泣きそうな2歳児2歳ともなれば1歳児とは違い、話したり、歩いたりはもちろん、自分でできることが多くなります。
一方、2歳児は恐怖の2歳児とも言われ、その暴君ぶりを大いに発揮してくれます。

自己主張が激しく、何でもイヤがり、何でも自分でしようとします。
自我が出てくる時期でもあり、自分の意志を貫き通そうと、親はイライラが募る時期でもあります。

これまで、人見知りしなかったのに、2歳になってから人見知りが始まる子もいます。
昼間は、お父さんがいないので、夕方帰ってくると「嫌い」と言われたり、お母さんにべったりになる子や、お菓子売り場やおもちゃのコーナーで「買って~!」と駄々をこねる子や、その場に座り込んで動かない子もいます。

何でもイヤイヤと言うのは自分の気持ちをうまく表現できないもどかしさの現れです。一見、反抗期にも見えますが、これは子供の自己主張で、自己主張できることはすばらしい成長の証です。

友達との貸し借りにしても上手くできないので、おもちゃを巡って取り合いのケンカになります。しばらく様子を見て、「今は、お友達に貸してあげようね!」となだめて仲裁に入ります。

また、おもちゃやお菓子を買わないと駄々をこねる場合がありますが、泣くのを収めようと買ってあげるのはNGです。
一度買ってあげると、泣くと何でも親は言うことを聞いとくれると思い、わがままな性格に育ってしまいます。

そういった場合も、約束はキチンと守るというふうに毅然とした態度を示しましょう。

また、人見知りが始まってもずっと続くわけではありません。
無理に克服させるようなことはせずに、人に接する時間を増やしていくなどして対処しましょう。

人見知りや反抗期は克服させようとするのではなく、誰もが通る子供の成長過程なのです。

3歳児の人見知り

3歳にもなると子供の成長は著しく、公園の遊具で自由に遊ぶことができます。
2歳位までだと、親がそばに付いていないといけませんでした。

ですが、3歳にもなると、筋力も付いて体に安定感が出て、体を自由に動かすことができるようになり、遊具で遊ぶ場合もある程度、安心して見ていられます。

3歳になると年少で幼稚園に入学する子供も多くなります。
入園後は、慣れない環境で不安がいっぱい、お母さんの姿が見えなくなると泣き出すことがよくあります。

幼稚園に送る時も、なかなかお母さんから離れようとせず、後ろ髪をひかれる思いで登園させる場面もよく見かけます。
個人差はありますが、徐々に幼稚園に慣れてくると登園するのが楽しくなって幼稚園での話を毎日聞かせてくれるでしょう。

また、挨拶についても、親が率先して声を出していきましょう。
人見知りの時期や、おとなしい子はなかなか挨拶が苦手かもしれません。

しかし、そんな時は無理に挨拶させようと強制するのは止めましょう。
日常生活の中で一緒に「おはよう」や「おやすみ」などの声をかけを習慣化し、近所の人にも親が率先して挨拶しましょう。

このような週間を続けていれば、自然と挨拶ができるようになって、自然に人見知りを克服できるようになります。

4歳児の人見知り

人見知りで泣く4歳児

4歳の年中さんにもなると幼稚園に入学する子も増えてきます。
幼稚園に入るときにお母さんが離れると、不安で泣いている子がたくさんいます。

ですが、1カ月も過ぎると、ほとんどの子供は元気よく遊びまわるので必要ありません。
それでもまだ、人見知りをし、静かに一人で遊んでいる子もいたり、仲のいい友人を作る子もいます。

一見、仲よさげに見えても、子供はまだ自分をコントロールすることはできません。
自分の気持ちを上手に伝えられなくてケンカの多い時期です。

また、個人差が大きくなる時期で、何でもできる子もいれば、そうでない子もいます。
そんな時期は、子供が人見知りだと何とか克服させようと考えます。

しかし、そのような不安な感情を子供は読み取ります。
そんな気持ちに駆られたら、人見知りも成長過程の正確だとおおらかに考え、子供の気持ちを認めてあげましょう。

そうすることで子供は安心して、行動できるようになります。

また、生活習慣も大切です。挨拶、着替えや、歯磨き、手洗いなど、親が手本となって示し、日常の生活習慣を身につけさせましょう。

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まとめ

赤ちゃんから4歳児での人見知りについてみてきましたが、各年代において、親がどうこう動いて人見知りが克服できるわけではありませんでしたね。

そう、子供の人見知りは基本、親がそばで見守ってあげるだけでいいんです。
親がそばにいて安心感を与えることによって自然にほかの人に慣れていきます。

しいて言えば、3歳頃から親が手本となって挨拶を積極的に周りの人と交わすことで、自然に子供にも伝わると思います。
また、親が積極的に周囲の人と関わることで、自然と子供にも、他人との交流力が身についていくでしょう。