赤ちゃんが産まれたばかりのお母さん、お父さん、慣れない育児に奮闘していることと思いますが、中でもゲップを上手く出させられなくて困っていませんか?
赤ちゃんを縦抱きにしてゲップを出さなきゃいけないというけれど、まだ首が座らずグラグラしているし、このやり方で合ってるのかな?と不安になりますよね。
そんな方の為に、赤ちゃんのゲップが出ない時の正しい対処法とポイントをお教えします!
目次
事前に知っておきたい!赤ちゃんのゲップが出ないとどうなるの?
そもそも、なぜ赤ちゃんに授乳した後はゲップを出させなきゃいけないのでしょうか?
実は赤ちゃんの呼吸の仕方と胃の形に関係しています。
赤ちゃんは母乳やミルクを飲みながら難なく呼吸も出来るように鼻呼吸をしているのですが、多く空気を吸い込んでしまう傾向があるようです。
そして赤ちゃんの胃は大人と違って縦に細長くした形状をしていて、入り口を締める力も弱いので、ミルクと一緒に空気が多く入ってしまった時やミルクを多く飲みすぎた時に全部ガボッと吐き戻してしまう事があります。
そういったことを繰り返していると、ミルクをいつまでたっても吸収出来ずに、極端な例ですが栄養失調になってしまう事があります。
そういった事を防ぐために、授乳の後はゲップを出させてあげる必要があるんです。
私も娘が小さい頃、授乳した後にゲップを出そうと背中をトントンしてあげましたが、イマイチうまく出来ていなかったのか、吐き戻しをたくさんしていて、ちゃんと飲めていないのかな?などととても心配になりました。
大切な我が子のために!赤ちゃんのゲップ出し方と注意点
それではどうすれば上手くゲップを出させてあげられるでしょうか?
ゲップの出し方は2つあります。
◎赤ちゃんを縦抱きにして背中をトントンする
赤ちゃんのアゴをお母さんの肩に乗せて、赤ちゃんの背中が真っ直ぐになるようにしてから背中をトントンします。この時に背中が丸まっていると空気がうまく外に出ずゲップが出にくいです。
また、赤ちゃんの首が横を向いていると気道が圧迫されて空気が外に出にくくなってしまいます。
あと、お母さんの肩で赤ちゃんの喉を圧迫しないように気をつけましょう。お母さんの姿勢がキツイ時は、ソファにもたれかかってすると楽に出来ます。
ミルクを吐き戻しても大丈夫なようにお母さんの肩にガーゼを当てておくと良いですね。
◎赤ちゃんをお母さんの膝に座らせて前かがみにする
先程と同様に、赤ちゃんの背中を真っ直ぐに出来る姿勢がこの形です。また、前かがみにすることで息を吐きやすいのでゲップが出やすいです。
以降は私の体験談になりますが、赤ちゃんに慣れている助産師さんは、この方法をとることが多いようですが、私は正直この方法はうまく出来ませんでした…赤ちゃんを座らせる、という体制が不自然でこちらも変に力が入ってしまうんですよね。
また、もう一つうまくゲップが出来ない理由に、授乳後に赤ちゃんがそのまま寝てしまうことが多かったというのもあります。
その時に起こしてでもゲップをさせた方がいいのか?それともそのままでいいのか?と困惑しているうちに、赤ちゃんがモゾモゾしてきて、吐き戻してしまうといった事が多々ありました。
こういった吐き戻しを防ぐために、授乳後赤ちゃんが寝てしまっても、すぐに横にせずしばらくは縦抱きのまま抱っこしておくといいようです。
その時に背中をトントン叩かなくても、下から上にさすってあげるだけでも効果があるようです。
そうは言っても、ゲップ出やすい子と出にくい子がいるので出ないからといって病気になるわけではありません。
授乳後に寝てしまい、しばらく縦抱きにしていても出る気配が無ければずっと抱っこしているのも大変だと思うので布団に横にしても大丈夫です。
その時、仰向けで吐き戻してしまい、それが喉を詰まらせることのないように横向きにするなどの工夫は必要ですが、そこまで神経質になる必要はありません。
赤ちゃんのゲップはいつまでさせるべき?
一般的に、生後3〜4ヶ月ごろになるとトントンしてもゲップは出なくなります。そして生後半年ごろにかけて寝返りも出来るようになった頃には、自然とゲップが出来るようになり、オナラもするので自然と体内のガス抜きが出来るようになります。
赤ちゃん自身がまだ動かなくても、赤ちゃんを寝かせて足を持って体操させるなどして活発に動かすようにするとより良いみたいですよ。
まとめ
少し参考にして頂けたでしょうか?
産まれたばかりの赤ちゃんは、まだか弱く、細いのでいろいろと心配になりますよね。
私も娘が産まれた頃は、赤ちゃんが未知の生物だったので毎日てんやわんやでいろいろ心配ばかりしていました。
しかし、生後1ヶ月頃の町の助産師さんが家に見にきてくれた時に「そんな簡単に赤ちゃんは死なないから大丈夫ですよ」と言われ、「確かにそうだ、神経質になり過ぎていたんだなぁ」と思ったのを覚えています。
私と同じように、育児に不安を抱えている親御さんにとって少し気が楽になって頂けたら幸いです!貴重な新生児育児、ぜひ楽しみながら乗り切って下さいね!