いつもパソコンを使用していて目が疲れるという方は本当にたくさんいます。
仕事でもプライベートでもパソコンを使用することが多く、気が付くと何時間もディスプレイを見ていることになります。目の老化とパソコンは関係が深く、パソコンを使用した後には目が老化しているというデータもあるくらいです。
ですが、パソコンを使わないという訳にはいきませんので、なにか対策をしなければなりませんね。
近年、目の健康に大きな影響があるとして注目されているのが、パソコンのディスプレイからでているブルーライトです。
そのブルーライトが、眼精疲労やドライアイなどの目の健康に悪影響を及ぼしているのです。
趣味ならともかく、仕事でパソコンを使用している人にとっては死活問題ですよね。
そこで今回は、パソコンのブルーライトをカットする方法について紹介します。
目次
ブルーライトってなに?ブルーライトは目の敵!
老眼になる大きな原因として目を酷使することが挙げられます。
そんな中で、若い世代の老眼としてスマホ老眼が増えているそうです。
近年のスマホの急速な普及により、目を酷使する人が増えているのでしょう。
さらに、スマホを長時間使用することにより、目に悪影響があるとされるブルーライトも長時間浴びることになり、これがさらに拍車をかけています。
この事からも、ブルーライト対策をすることが目の病気を減らすと言っても過言ではありません。
ブルーライトといっても、目に見えている青い光というわけではありません。
ブルーライトは、人間の目で見える可視光線の中でもエネルギー強く、網膜まで到達してしまう光です。
エネルギーの強さは、ナノメーターという数値で表すことができ、ブルーライトは、約380ナノメーターから498ナノメーターといわれます。
ブルーライトが目に与える悪影響は、長時間ではなく誰にでも当てはまる程の時間です。
日常生活の中で合計1時間以上、パソコンやスマートフォンを見る人はブルーライト対策をするべきです。
ブルーライトの悪影響
IT化が進み、一般家庭でもパソコンが当たり前にある時代の必須項目としてブルーライト対策があります。
ブルーライトの強力なエネルギーはどのような悪影響があるのかみていきましょう。
ブルーライトを長時間見続けると、網膜の性質に影響を及ぼし、物を見る時のピントがズレやすくなります。
ピントがズレると、まぶしさに敏感に反応するようになり、それにより、目の疲労が蓄積され、頭痛や肩こりの原因にもなります。
また、ブルーのライト刺激によって「体内時計」が狂ってしまう事も指摘されており、不眠症の原因の一つとなっているメラトニンの不足にも影響しています。
メラトニンは脳の松果体というところから分泌されるホルモンで、「睡眠ホルモン」とも呼ばれ、主に夜に活発に分泌されます。体温を下げ、体をリラックスした状態に導く作用があり、自然な睡眠に導きます。
メラトニンの分泌量は光に大きく影響を受け、メラトニンを大幅に減らす原因は、夜にライトの光にあります。
特に、スマートフォンやコンピューターの画面から出るブルーライトは太陽の光の中でも特にエネルギーが強いことで知られています。
長時間、スマートフォンやパソコンを使用する場合、その間ずっと強い光を受けているので、松果体が正常に動作できなくなり、メラトニンが十分に分泌されず、寝つけなくなってしまうのです。
他にも、中枢神経系への影響、強い光によるホルモン分泌に与える影響などもあり、ブルーライトを過剰に受けることは健康を損なう大きな問題であります。
どうやって防ぐ
ブルーライトをカットするメガネ
ブルーライト対策に効果的なのは目に入り込むブルーライトの量を減らすことです。
その原因であるパソコンを止めるのが一番良いのですが、仕事で使っているとなるとそんな事は無理だと思いますので何か解消法を見つけなくてはいけません。
これを目的としたもので最近の人気アイテムとして「ブルーライトカットメガネ」があります。
ブルーライトカットのメガネで有名な大手メガネメーカー「JINS」が販売する「JINS SCREEN」です。
以前は「JINS PC」というブランド名でしたがリニューアルしたようです。
JINS SCREENはブルーライトを最大50%まで引き下げ、見た目が変わらないように、可視光線透過率を98%に設定して、通常のメガネと変わらない明るさを考慮しています。その為、普段コンタクトレンズを使用している方も使用可能です。
JINS SCREENが人気を集めた3つの理由
ブルーライトのカット率が選べる
ブルーライトのカット率を選べると言っても実際にどの位カットしているのか疑問に思う方もいると思います。
JINS SCREENは、カット率が約25%、約38%、50%から選べますので、3000円代から購入できる25%カットのものからためしてみるとよいでしょう。
デザインが選べる
フレームはもちろん、レンズの色も選択できるので、ファッションの幅が広がりますよね。
レンズは、クリアレンズは見た目は本当に普通のメガネ同様のクリアーレンズと、独自の技術で作られた少しブラウン調のハイコントラストレンズです。
ブルーライトをしっかりカットしたい方はこちらの方がより効果的です。
度の「あり」、「なし」を選べる
コンタクトレンズをしている方は度なしを選べばいいので、コンタクトレンズをしている方でも簡単にブルーライト対策ができます。さらに、老眼の方には老眼矯正レンズも選べるので助かります。
自分に合わせてえらべるJINS PCはブルーライト対策グッズとしておすすめのメガネです。
jins ブルーライトカットメガネ
ブルーライトをカットするフィルターをディスプレイに取り付ける
この方法は、ブルーライトカットの処理が施されたフィルター、パネルをパソコンのディスプレイに取り付けて、ブルーライトをカットしようというものになります。
フィルタータイプだと、気泡が入らないようにディスプレイに貼り付ける面倒くささがありますが、パネルタイプだとディスプレイに掛けるだけなので簡単に設置できます。
ただ、両者のデメリットとして、ブルーライトのカット率の調整ができないことです。
購入した後で気に入らなかった場合、諦めるしかありません。
価格的には2000円~7000円代と、ディスプレイのサイズに応じて高くなります。
ブルーライトをカットしてくれるソフトを使う
パソコンの場合
ブルーライトをカットしてくれるソフトはいくつかありますが、無料で最もおすすめできるのが「f.lux」です。
ダウンロードはこちらからどうぞ。
「download f.lux」と書かれたボタンがあるので、そこをクリックしてダウンロードします。
インストールと使い方はここでは割愛します。英語のソフトですが操作がシンプルなのでなんとなく感でどうにかなります。(笑!
インストールと設定のページを追加しました。
「f.lux」の最大の特徴は昼間と夜でブルーライトのカット率を調整できる事です。
予め昼間と夜の光を調整しておけば、その場所の日没を自動で計算してカット率を調整してくれます。
「f.lux」なら、ブルーライトカット用のフィルターやメガネが要らないのでとても楽ちんです。
私も「f.lux」を使い始めて1年以上経ちますが、「f.lux」を解除するとあまりにも眩しすぎてディスプレイを見ていられません。
今では「f.lux」なしのパソコン生活は考えられません。
ただ、設定次第でもありますが、若干黄色み掛かるので、パソコンでデザインなどの色を扱うお仕事をしている方は、一時的に解除して対応しましょう。
スマホの場合
スマートフォンが手放せない人ってかなり多いことでしょう。
歩いていもスマートフォンを見てしまう人や、朝、起きたらすぐに確認する習慣の人もいるでしょう。
それを毎日続けると、自然に目の疲労が蓄積されます
パソコンやスマートフォンからブルーライトがでているのはご存知かと思いますが、強い光を発するものにはブルーライトが含まれています。
そのような人にオススメなのが「Twilight」と呼ばれるアンドロイド用アプリです。
使用方法については割愛しますが、このアプリ、日没の時間によって、画面にフィルターをかけ、画面から出るブルーライトの量を軽減する機能があり、目の疲労軽減が期待できます。
ブルーライトは健康にも良くないと言われているので、このアプリを使ってみるのもいいかもしれません。
あと、iphone用としてはここで紹介したいと思うほどのアプリがないのでブルーライトカット保護フィルムで対策するのが得策かと思います。
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「「f.lux」の使い方と設定方法!パソコンのブルーライトカットできる無料ソフト」
まとめ
ブルーライトカットの方法をいくつか紹介してきましたが、消去法でいくとパソコンに取り付ける「フィルター」や「パネル」はいまいちコスパが悪いと感じます。
自分に合うカット率かどうか設置してみないと判断できないし、自宅用のみならず会社用としても必要な場合、会社が負担してくれれば助かりますが、そうでなかった場合は自腹を切ることになります。
との理由で「フィルター」や「パネル」は却下です。
残るは「メガネと」「ソフト」ですが、メガネの場合、JINSの店舗で試せるので、ブルーライトのカット率が自分に合うかどうかの問題もクリアできます。
さらにメリットとして、自宅でも会社でも、パソコンが変わっても、スマホを使っていてもOKな事です。
最後に「ソフト」でカットする「f.lux」ですが、カット率の調整が自分ごのみに調整できるのが最大のメリットです。
会社のパソコンにもインストールしていいのなら最強のアイテムです。
私のおすすめの方法としては「JINS SCREEN」と「f.lux」の組み合わせが最強なのではと思います。会社やスマホでは「JINS SCREEN」、自宅では「f.lux」という使い方がいいかもしれませんね。