毛布を洗いたいと思っていても、毛布の洗濯は以外にも悩ましい問題になっていませんか?
毛布を洗いたいと思ったときに考えられる方法は、自宅で洗う、コインランドリー、クリーニングに出す、のだいたいこの3つですよね。
自宅で洗う場合、素材が手洗い可の物であれば問題なく洗えます。
最近の洗濯機は毛布の洗浄コースもついているので、安心して洗えますね。
洗濯機で洗えない場合、浴槽にて足で押し洗いすることもできます。
しかし、問題は乾燥です。季節によって日照時間や天候の違いが悩みのタネになるところです。
自宅で洗濯したいのだけれど、乾燥が問題となる場合は多いですよね。
そんな場合は、手頃なコインランドリーが便利です。
他には、クリーニングに出すのは楽でいいんですが、値段が気になります。家族の分をすべて出すとなると、かなりの出費になります。
また、店まで持っていかなければなりません。
ですが幸いにも最近ではインターネットの宅配クリーニングが登場しました。
送料も無料、家から一歩も出ていない済むので楽ちんです。
このように、選択の幅がありますよね。
そんな事もあって、以外にも手間の掛かる毛布の洗濯方法について調べてみました。それでは詳しくみていきましょう。
目次
洗う前に毛布の種類を知っておこう!
毛布といって、毛布にもいろいろ種類があります。
自分が使用している毛布についてどのような種類があるか位は知っておきましょう。
- 綿毛布
- 肌に優しい素材で、吸湿性・通気性にも優れていて、家庭用洗濯機で洗濯が可能です。自宅で手軽に洗えるのでアレルギーの方にはおすすめの毛布です。
- アクリル毛布
- 軽くて暖かく、一般的に使用される毛布で、価格は、お手頃ですが、吸湿性、放湿性には優れていません。家庭用洗濯機で洗濯が可能で、洗濯をしても、色や風合いが変わりません。
- ウール毛布
- 吸湿、放湿性、断熱性に優れ、サラサラしているのに暖かい毛布です。
ウォッシャブルウールなら、家庭用洗濯機で洗濯できます。それ以外の場合はクリーニングに出します。 - カシミヤ・キャメル入り毛布
- 保湿性、肌触りに優れた高級毛布です。
しかし、家庭での洗濯には適さなにので、扱い難いのが難点です。 - シルク毛布
- 美しい光沢があり肌触りの良い毛布ですが、紫外線に当たると変色しやすく、扱いが難しい毛布で、家庭での洗濯は不可。クリーニングに出す場合も信頼のおけるお店に出しましょう。
あなたが使用している毛布はどのような毛布でしたか。
家庭用洗濯機で洗濯が可能であれば、安心して洗濯ができることが分かりましたね。
家庭で洗えない場合はクリーニングに出してしまうのが無難です。
毛布を自宅で洗う前の注意点!
「毛布を自宅で洗ってみようか!」と思ってもついためらってしまいますよね。
毛布なんか水洗いしても大丈夫なのかな?思いが脳裏に浮かんでくるからでしょう。
そんなときチェックしておきたいのが、ほとんどの製品についている洗濯タグです。ここに洗濯に関する情報が記されており、これに書いてあることを守れば、安心して洗濯ができます。
長方形で右上に小さな丸印がある表示
洗濯機の表示で、洗濯機で洗うことが可能であることを意味します。
その中に様々な情報が記されておりその情報に基づいた洗濯の仕方を選びます。
「弱」という表示がある場合、洗濯機場合は弱水流で、手洗いの場合は、弱い手洗いを意味します。「30」などの数字の表示は、洗濯時の液温の上限を示すもので、「30」の場合は30度以下の液温で洗うようにとの指示です。
浅い底にカップ状の表示
洗面器を表し、これは手洗いを意味します。
もし、これらのマークに×印が付いている場合は、家庭での洗濯はNGを意味します。
他にもマークの中に、さまざまな種類の情報があり、「中性」などの記載は、使う洗剤を中性洗剤で洗うよう推奨しています。おしゃれ着洗い用洗剤がこれにあたりますね。
他にも、「ドライ」と表示されたマークは、ドライクリーニングを意味します。
洗濯機マークや手洗いマークと並列で記載されている場合の意味は、洗濯機、手洗い、ドライクリーニングの何れも大丈夫という意味です。
毛布を洗濯する時の下準備
毛布を傷めずに長く使っていくためにも、ぜひ覚えておいて欲しいのが洗濯前の下準備、この小さな努力が大切です。
ところで、他の寝具は基本的にカバーを使用していると思うのですが、毛布に至っては、直接使う場合が多いですよね。
人は、夜、寝ている間に、コップ1杯以上の汗をかきます。また、これに加えて顔や首の周りの皮脂が出てきます。
このような使い方をされる毛布は、汗、皮脂、髪の毛、ほこり等が付着しているので、洗濯をする前にこれらの汚れを落としておきましょう。
コロコロを転がしたり、布団用の吸口を付けた掃除機で吸い取るのも効果的です。
他には、水を含ませたスポンジを堅く絞り、それで毛布の表面を撫でるように拭き取るのもOKです。
汚れを落としたら、次に毛布を畳んで洗濯ネットに入れます。
洗濯機で毛布を洗う
自宅で毛布を洗うときにちょっと面倒でも、ひと手間かけるとキレイに洗濯ができます。
愛着の毛布は、正しい洗濯で長く付き合って行きたいものですよね。
下準備
まずは、毛布の洗濯タグを確認し、自宅洗いが可能か確認しておきましょう。
いよいよ洗濯
- 事前に大まかな汚れを落とした毛布を、ジャバラ状の形に折りたたむ。
- ジャバラ形に折りたたんだ毛布をクルクル丸め、痛みを防ぐために洗濯ネットに入れる。
- 毛布を入れたネットを、皮脂などの汚れがある側を下にして洗濯機に入れる。
毛布が水に浮いている場合には何回か手で押して、毛布に水分吸わせて沈める。- 洗剤は「おしゃれ着用洗剤」などの洗剤を使用します。
- 柔軟剤を使用するとふんわり仕上がって肌触りがよくなる。また、静電気も防止できます。
- 洗濯機のコースは「毛布コース」や「大物洗い」を選択します。ない場合は、水流を弱くする。
- 洗い上がった毛布を物干し竿にかけて乾燥させます。物干し竿が2つある場合は、M字型にかけるとより早く乾きます。
毛布を手洗いで洗ってみる
自宅で洗いたいが、「洗濯機の容量が小さくて毛布が入らない」と諦めかけている方でも大丈夫です。
このような場合は、お風呂の浴槽を使って手洗いします。実際には足を洗うんですけどね。
下準備
- 毛布の洗濯タグを確認し、自宅洗いが可能か確認する。
- 洗濯機の時と同様に皮脂、髪の毛、ほこり等の汚れは落としておく。
- 浴槽をきれいに洗い、バケツや洗面器に洗剤を溶かして洗濯液を作っておく。
柔軟剤も用意しておきましょう。
いよいよ洗濯
- 毛布を、ジャバラ状の形に折りたたみ、洗濯機入る程度の幅に折り曲げる。
- 汚れがある側を外側にして浴槽に入れる。
- 洗濯液を毛布の上に流し入れて毛布の端から端を何度か足で踏んで洗う。
- 洗濯液を捨て、シャワーしながら踏み洗いをします。
- もう一度、毛布が浸る程度の水貯め、柔軟剤を回しかけて足で馴染むようにする。
- 浴槽の水を抜き、足で踏んで水分を出します。
- 浴槽の縁に毛布掛けて水を切ります。
- 水が切れたら干します。
自宅で洗った毛布の干し方
自宅で毛布を洗うときのコツは天気の良い日を選ぶことです。
天気にこだわるのは厚手の毛布が乾きやすいからです。
でも、太陽光が弱い日でも乾燥にはやや時間がかかりますが、紫外線の殺菌効果が期待できます。
ところで、肝心の毛布の干し方ですが、理想的には物干し竿が2本あることです。
2本をまたいで干すことにより、毛布がM字型になり、風が通りやすくなって乾燥しやすくなります。
物干し竿が1つしかない場合は毛布が2つ折りにして毛布の間にハンガーを入れてみてください。上手く毛布の間が広がるように挟めるように工夫しましょう。
ハンガーを入れることによって、毛布の間にスペースが空くので乾燥しやすくなります。
毛布をコインランドリーで洗う!
梅雨の時期や家族が多い場合は、洗濯枚数も多く自宅でで洗うのも大変です。
こういったときは、コインランドリーが便利です。
クリーニングは料金的に高いし、家で洗うには量が多い、そんな時に助かります。
コインランドリーは大物でも同時に洗濯でき、クリーニングに出すより安く済みます。
時間的にもコスト的にも助かります。
また、コインランドリーは洗濯の量に応じて使用する洗濯機の種類を選択できます。
洗濯機の目安(毛布の場合)
- 小型機(8kg):毛布(シングル)2枚、毛布(ダブル)1枚
- 中型機(15kg):毛布(シングル)3枚、毛布(ダブル)2枚
- 中型機(22kg):毛布(シングル) 5枚、毛布(ダブル)4枚
料金:乾燥までのコースで約90分目安
- 小型機(8kg):900円
- 中型機(15kg):1,500円
- 中型機(22kg):1,800円
※注意点
洗濯機の種類、時間、料金とも一般的な目安で、全国の地域により若干の違いがあります。
メリット
- 大物が洗濯から乾燥まで楽ちん。
- 洗濯のみ、乾燥のみ、洗濯から乾燥までと、自由な使い方ができる。
- 大物が数枚でも格安。
- 時間を有効利用できる。買い物前に始めれば買い物帰りには完了している。
デメリット
- 車がない不便
- 乾燥が思うように乾かない場合、料金が掛かる。
毛布を宅配クリーニングに出してみる!
高級な毛布の場合、洗濯にはかなり悩みますよね。
特にカシミアやキャメルなど、洗わずに使い続けるのも気が引けますよね。
また、クリーニングに出すにしても、例え1枚であっても車がないと困難です。
でも、こんな時に役立つのが宅配クリーニングです。家から一歩も出ることなくクリーニングに出せます。
毛布だけを出したり、他のものも一緒にできるパックもあります。
使わない時期に洗って、次のシーズンまで保管してくれるところも増えているようです。
これなら、置き場所に悩まされることもなく、収納も広く使えるので一石二鳥です。
価格は店によって違ってきますが、1枚1,500円前後といったところです。
メリット
- 外出せず済むので楽ちん。
- クリーニング専門店なので安心して任せられる。
- 次のシーズンまで保管してくれるところもあるので助かる。
デメリット
- 枚数分の料金がかかります。
- 毛布の種類によって価格が異なります。
※注意点
お店を決めるとき、毛布の種類によって洗い分けるなどの適切な技術を持っているか。
できることと、できないことを明確に判断できるお店かどうかは重要です。
最初は何でもOKだ言っていたのに、帰ってきた毛布を見ると最悪な結果に...。
なんて、後悔しないためにも、お店は慎重に選びましょう。
まとめ
前述のように、毛布は非常に汚れやすいので、コマメなお手入れが非常に重要になってきます。可能なら頻繁に洗濯したいですが、そう簡単には来ないですよね。
そこで、洗濯するまでの間、少しでも衛生的に使用するための工夫をしましょう。
お仕事で外出する方の場合
寝室に太陽の光が入る部屋の場合、天候が良ければ窓を開けます。
寝具はキレイにたたまずに半分くらい無造作にめくり、その部分を太陽に当てます。
翌日は反対側を当てるようにし、これを繰り返します。
行儀が悪いようですが外出時には窓を閉じて、そのまま外出します。
そのままにしておくことにより、汗などの水分を乾かします。(カビ防止)
日中、家にいる場合
朝起きて家事の間にでも、毛布を物干し竿に掛けて髪の毛や糸くず、ホコリなどを払います。
コロコロなどを使うと結構取れますよ。
そのまま1~2時間程度日に当てたら取り込みます。
取り込んだときは、きれいにたたまず、無造作に置きます。
毛布を乾かすには、無造作に置くことがポイントなんです。
一見すると行儀が悪いように見えますが、きれいにたたんでしまうと、汗などの水分が蒸発せずに、湿った状態で、カビやダニなどの原因になるのです。
無造作に置くことによって空気の通り道を作り、乾燥しやすくしているのです。
これまで、毛布の洗い方から、普段のお手入れまでを紹介してきましたが、どれも無理なく試せる方法なので是非機会を作って挑戦してみましょう。