ご家庭で、チーズフォンデュを作ったことはありますか?
お店で食べるとけっこう値が張るけど、家だとチーズの量や具材も自由に選べて、パーティーの時なども盛り上がるし楽しいですよね。
でも、チーズがザラついてしまったり、チーズだけ固まってしまった、なんて経験を持つ方もいるのではないでしょうか?
チーズフォンデュは、チーズを溶かすために白ワインや牛乳を使いますよね。
その時の白ワインや牛乳の温度が低すぎると、チーズが分離してしまうんです。
それはどういうことなのか、チーズフォンデュのチーズが分離する原因とチーズフォンデュを作る際のポイントとともにお教えします!
目次
役立つ知識!チーズフォンデュのチーズが分離する原因はこれだ!
チーズフォンデュのチーズが分離してしまう原因は、ずばり「チーズ=脂分と白ワイン(牛乳)=水分は混ざりにくいから」、です。
他のものに例えると、ドレッシングがわかりやすいと思います。
オイルドレッシングは、使う前によく振ってからでないと、油分と中身は分離したままですよね。
それと一緒で、チーズには脂分がたっぷり含まれているので、そのままだと白ワインや牛乳とは混ざらないんです。
うまく溶かしながら混ぜ合わせるには、土台となる白ワイン(牛乳)を沸騰させしっかり温めた後に、チーズを少しずつ入れてかき混ぜていくとうまく混ざります。
初心者でも簡単!チーズフォンデュのコツ〜チーズの種類と作り方〜
チーズフォンデュを作る際に、専用の鍋も売っていますが、普通の鍋でも十分作れます。
ホーロー鍋やテフロン加工などの、焦げ付きにくく、また底が深い鍋であればOKです。また、ホットプレートでもできます。
☆チーズの選び方☆
ナチュラルチーズであれば、何でもOKです。(具体的には、カマンベールチーズ、さけるチーズ、ピザ用チーズ、モッツァレラチーズなど)
その他、ゴーダチーズも旨みが凝縮されていて美味しく出来ますよ♪
本格的に作るのであれば、エメンタールチーズや グリュイエールチーズを使うと、チーズフォンデュの発祥地スイス本場さながらに作れます。
(…でも値段が高いです。300gあたり¥3,000程です…)
★ここでこの2種類のチーズの説明を少し。
・エメンタールチーズ→ハードチーズで、水分が少なめです。熟成させる間に炭酸ガスを発生させるので、チーズに大きな穴が開いているのが特徴です。(アルプスの少女ハイジで出てくるチーズがこれですね)
・グリュイエールチーズ→エメンタールチーズに似ていて、少し酸味があります。エメンタールよりも、ナッツのようなコクがあり、火を通すと、旨味が増します。
ちなみに、プロセスチーズは火にかけても溶けないので使えません。また、ブルーチーズなどクセの強いチーズは火にかけると匂いが強烈になるので、やめた方が無難です。
☆作り方☆2〜3人前
チーズ…300g
辛口白ワイン…150cc
コーンスターチ(or片栗粉)…小さじ2
こしょう、ナツメグ(香り付け)はお好みで
- チーズは溶けやすいように、すりおろすか細かく切っておき、コーンスターチをまぶしておく。
- 鍋に白ワインを入れ、火にかけて沸騰させる(この時点でアルコールは飛ぶ)。その後中火にし、チーズを少しずつ入れて溶かしながら混ぜる。
- 仕上げにこしょうやナツメグを振りかけて完成☆
☆ポイント→コーンスターチや片栗粉がつなぎの役割を果たすので、チーズによく絡ませておくことで分離を防ぎます。
☆万が一分離してきてしまったら→コーンスターチを水に溶かして、少しずつ混ぜると元に戻ります。
いざ!チーズフォンデュ作り!チーズが固まる失敗を防ぐポイント2つ
チーズが固まってしまうのは、分離の時と一緒でワインなどの水分が十分に温まってないことにあります。
また、チーズをいっぺんに入れすぎると、それで温度が下がりチーズが固まってしまうことになります。
なのでポイントは、チーズを入れる前にワインを必ず沸騰させてしっかり温めることと、少しずつチーズを入れることです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
チーズフォンデュは、もともとスイスで夏場に保存食用に作っておいたチーズと、固くなってしまったパンを美味しく食べるために考えられた料理です。
お子さんが苦手な野菜も、チーズをたっぷり付けたら美味しく食べられるかもしれませんね。
またチーズフォンデュを楽しんだ後も、残ったチーズを鍋底でパリパリに焼いて、チーズせんべいにして食べるのもアリです♪
あるいは、ちょっと多めにチーズを残して、和風だしを加えて和風チーズ鍋みたいにするのもいいかも!(チーズ100gだったらだし汁100cc)
チーズフォンデュにするだけでいろんな楽しみ方が出来ますね。ぜひお家でも作ってみて下さい!