あなたはお米が好きですか?
お米が好きな人は、炊飯器にこだわっておいしく炊ける炊飯器を使用しておられるはずです。
良いお米を買ったのならキチンと炊かないと、せっかくのお米が台無しです。
今回は炊飯器の選び方のポイントやご飯を炊く事の本質について考えてみます。
種類が多くて迷ってしまう
家電が販売開始された数十年前に電気メーカーは今ほど存在しないため、炊飯器の種類は、いくつもなかったでしょう。
当時は美味しく炊ける炊飯器というより、とりあえずお米が炊ければいいレベルでした。
しかし、現在は、家電に参入している電気メーカーも増加しており、各社とも美味しく炊ける炊飯器を競って販売しています。
また、量販店に行ってみると、広い店内に様々な炊飯器が陳列されています。
価格もピンキリで、数千円で購入できるものから何万円する炊飯器もあります。
そして、それぞれ美味しく炊ける炊飯器として、「厚釜とか」「熱の対流がどうの」とか、特徴を出して販売しています。
色や形もいろいろ揃っており、店頭に見に行っても、インターネットショッピングで探しても迷ってしまう程、種類が豊富なのです。
最新の炊飯器事情
ここ数年で炊飯器が高級化され、高い価格になっています。例えば三菱から発売された製品は発売当時の価格が10万円を超えるしたが、意外や意外の大当たりを記録したものです。
そして今、最も注目されているのが日立の炊飯器です。
あまり聞いたことがない「溶射打込み鉄」というものを内釜の加工に使用したもので、それを使ったものは世界初のだったようです。
その鉄を使用することによって、どんなにおいしいご飯を炊けるのでしょうか?
これが「はじめチョロチョロ、中パッパツ」と同じご飯を炊く秘訣を実現しているかどうか期待したいものです。
ご飯の味は炊飯器が全てではない
2倍の価格の炊飯器だから2倍に美味しく、3倍の価格だから3倍に美味しく炊けるわけではない事を理解しておきましょう。
味の基準というものは人それぞれであり、一般的に「おいしい」と言うレベルを一段階上げる炊きを確実に実現できるとすると、少なくとも2倍以上の価格帯の機種を選択していないと無理だと思います。
逆に言えば、適切なお米で、適切な準備、適切な水の割合などで炊けば一般的な炊飯器でも美味しく炊けます。
最近では、これらの基本を顧みずに「高い炊飯器であれば、適当に炊いても美味しく炊ける」と勘違いしている人が多いように感じます。
まとめ
価格が高い炊飯器で炊いたご飯を食べて「おいしい」と思ってしまう心理も手伝って、価格が高い炊飯器は、飛ぶように売れています。
IHか否かであれば、それなりに差があると思いますが、同じIHなら価格差は内釜の価格が高いか安いかです。
もちろん、高い方が「美味しく炊ける傾向にある」というのもうなずけますが、必ず「美味しく炊ける保証」をするものではありません。
このようなことを理解した上で、炊飯器選びをした方が良いと思います。
ですから今回は、あえて特定の製品を推奨していません。
それぞれの家庭によってお米の種類も、炊飯する際の水もそれぞれ違うと思います。
高級炊飯器に期待するのもアリだと思いますが、お米の炊き方を一からお勉強してみても面白いのではないでしょうか。
また、家電量販店では店頭の炊飯器で炊いたご飯の試食を催している場合もあり、実際に食べてみて使っているお米の銘柄やお水について話を聞いてみると良いでしょう。