羽毛枕を使っている方、ニオイや汚れが気になってきて洗いたいな…と思っていませんか?
枕ってそもそも自宅で洗えるものなのかな?とも思いますよね。
基本的には、自宅であまり洗うものではなくクリーニングに頼むのが一般的ですが、自宅で洗うこのも可能です。
今回は、羽毛枕を自宅で洗う場合の洗濯方法と、羽毛枕のメンテナンスの方法についてご説明します!
目次
羽毛枕を自宅で洗濯する方法は?
まずは、羽毛枕がニオってくる原因と、その洗い方についてお話しします。
(1)羽毛枕のニオイの原因
そもそも、羽毛枕のニオイが気になってくる原因は何でしょうか?
羽毛枕は、水鳥から採取した羽毛を使用しており、汚れや羽の油脂も洗浄し、キレイにします。
しかし、羽根のもつ特性(保温性や保湿性)を活かすために、完全に油脂を落としきることはしません。
そのため、人が使って汗をかいたりして枕が湿気ったときに、獣臭が気になることがあるんです。
(2)羽毛枕の洗い方
以下で洗い方をご説明します。
完全に乾くまで3日弱かかるので、天気の良い空気が乾燥している日を狙って洗濯しましょう。
- 浴槽などに40℃くらいのお湯をためる
- 羽毛枕を鎮める
- 大きく膨らんで浮いてくるが、ぎゅーっと押して内部まで水を染み込ませる
- 中性洗剤(エマールなど)を少し垂らし、押し洗いをする
- 泡が出なくなるまで、何度もすすぐ
- すすぎきったら、押して水を切る※絞ると羽毛が傷むのでNG
- 揉みこんで形を整え、中に空気を入れたあと日陰干し(直射日光での天日干しは1~2時間ほどにとどめないと、膨らみが弱くなってしまうことがある)
※ここでしっかり乾燥させないと、カビやダニが発生しやすくなります。
(3)洗いすぎには注意
自宅で洗える羽毛枕ですが、洗いすぎには注意です。
頻繁に洗いすぎると、徐々にふっくらとした弾力が弱くなってしまいます。
頻度は1年に1~2回ほどの洗濯で十分です。あとは、こまめにメンテナンスをすることで十分良い状態を保てます。
羽毛枕を長く使い続けるには普段のメンテナンスが大切!
羽毛枕を長く使い続けるには、大がかりな洗濯よりも、普段のちょっとしたメンテナンスが大事です。
まず、少し汚してしまった場合は部分洗いも可能です。
(1)部分洗いの方法
枕に付く汚れといえば、汗や皮脂、ヨダレですよね。
時間がたつと輪状のシミになって出てくることが多いと思います。
羽毛枕は中の羽根が飛び出ないように、表面が厚めに作られているため、内側までは汚れが入りにくいです。
そのため、表面だけを洗うだけでOKなんです。
- 中性洗剤とぬるま湯で、洗浄液を作りタオルを入れる
- タオルを絞り、枕のよごれている部分の表面を叩くように拭き、軽くすすぐ
- 乾いたタオルを用意し、表面の水分を取る
- 風通しの良いところで1日干し、しっかり乾かす
コーヒーやお茶あるいは血などをこばして汚れた場合は、汚れが頑固で特質なので、クリーニングがオススメです。
ちなみに、クリーニングに出すときも、水洗いに対応してくれるお店にしましょう。
石油系のドライクリーニングは、羽毛を大きく劣化させるのでやめた方がいいです。
(2)メンテナンスの方法…週一回の陰干し
やはり枕は湿気やすいですから、湿気をとるためにも週一回は通気性の良いところで陰干しをしましょう。
まず枕を叩いたり、揉みこんだりして枕の中に空気を送り込み、その後半日ほど日陰で干します。
それだけでも、枕の中の湿気を飛ばすことができ、ニオイ対策にもなります。
羽毛枕は乾燥機による乾燥に注意!
ちなみに、コインランドリーはあまりオススメできません。
羽毛の中にわずかに骨部分が残っており、それが激しい回転と摩擦により、枕の生地を突き破って羽毛がバラバラになると、洗濯機が故障する恐れがあります。
自宅での乾燥機も同様で、枕の洗濯表記を見て乾燥機の使用が可能かどうかは必ず確認しましょう。
もし可能の場合、60℃を限度として乾燥機も利用できるものもあります。
ただ、乾燥機を使ったからといってすぐに枕が完全に乾くわけではありません。
何度か乾燥機にかけるか、乾燥機にかけてから陰干しする、といった手順の方がいいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
自宅ではなかなか洗うのは難しそうな羽毛枕ですが、ちょっとした日々のメンテナンスで、洗うのは1年に1度ほどでOKなので、意外に扱いやすいですよね。
ぜひ参考にしてみてくださいね!