金魚を新しく飼うことになったとき、疑問に思うことのひとつが水替えですよね。
フィルターを付けていたら、そんなに水替えしなくてもいいんじゃないの?とも思うかもしれません。
しかし、金魚の数が増えると少し水替えの頻度は増やす必要があるんです。
また、水替えをするときには金魚の命を左右するポイントがあります!
それは、
「カルキ抜きした水を使うこと」、
「水温を変えないこと」、
「全部の水替えより部分換水」です。
今回は、金魚の水換えは毎日がいいのか?全部変えるのか?について正しい方法をお伝えします!
目次
金魚の水替えの時期は金魚の数によっても違いが!
水槽の水替えの頻度の目安は、「水槽の大きさ」&「金魚の数」&「ろ過装置の有無」によって変わってきます。
一般的に、水槽の大きさに対して最適な金魚の数・ろ過装置であれば、水替えの頻度は1~2週間に一度でOKです。
(1)水槽の大きさと金魚の数
ところで、水槽に対して最適な金魚の数とはどのくらいでしょうか?
以下で水槽の大きさ・最適な金魚の大きさ・数について簡単に示したので、確認してみてくださいね。
30㎝水槽…最も一般的な大きさ
金魚の大きさ | 飼育できる匹数 |
5㎝ |
3匹まで |
10㎝ | 1匹まで |
※15㎝~は飼育NG
45㎝水槽…ゆくゆく金魚が大きくなっても余裕がもてる大きさ
金魚の大きさ | 飼育できる匹数 |
5㎝ | 10匹まで |
10㎝ | 3匹まで |
15㎝ | 1匹まで |
※20㎝~は飼育NG
(2)金魚の数によって変わる水替え頻度
金魚は、水中でエサを食べ、フンをするので、金魚の数が増えればその分水は汚れますよね。
そのため、金魚が複数いる場合は3~4日に一度の水替えが必要になってきます。
もちろん、ろ過装置がある場合の頻度になります。
ろ過装置がない場合だと、複数金魚がいる場合は一日に何度も水替えをする必要が出てきて大変なので、ろ過装置は付けておいた方がいいですね。
金魚の水替えの方法って簡単にできるの?
水替えは、基本的に全部の水を入れ替えるのではなく部分替えをしましょう。
それは、金魚は環境の急変に弱いこと、そして水中のバクテリアを少し残しておく必要があるからなんです。
金魚にとっては水が全部新しくなってしまうと、体力を消耗してしまうんです。
また、バクテリアは、金魚のフンなどを分解し水をキレイにしてくれる大事な役割があるので、金魚にとっては大切です。
そのため、最初はだいたい全体の3分の1程の水を替えるようにしましょう。
水替えの方法
①あらかじめ、カルキ抜きをした水を用意しておく
まず、水槽から抜く予定量の水を用意します。
水道水には、カルキ(次亜塩素酸カルシウム)が殺菌・消毒のために含まれています。
人間にとっては害のない程度ですが、金魚にとっては体に負担になる量なので、カルキ抜きをする必要があります。
カルキ抜きは、水を汲みおいて数日置いておくだけでもできます。
そして、水槽と同じ温度にしておきましょう。
②専用ポンプで水をくみ上げる
水槽から水をくみ上げる専用のポンプがあるので、それを使って水槽の下の方からゴミも一緒に水をくみ上げていきます。
③カルキ抜きした水を入れて完了
水を排出したら、あとはカルキ抜きした水を少しずつゆっくり入れて完了です。
金魚の水替えは定期的に行なえば金魚も大喜び!
先ほど、水替えの頻度は1~2週間に一度でOKと書きましたが、夏場など水温が高くなるときは水槽が汚れやすくなります。
そんなときに、どのくらいで水替えすればよいのかの目安を知っておきましょう。
水質が悪化している兆候をいくつかご紹介します。
- 水が白く濁っている
- 水が臭い
- 金魚が鼻上げ(水面でパクパクしている)とき
- 金魚がエサを食べないとき
これらの様子が見られたら、頻度にかかわらず水替えをしてあげてくださいね。
また、金魚が成長するにつれて金魚も体力がつきますから、水替えの量も全体の3分の1から2分の1へと増やすことができます。
そうすると、水替えの頻度も少し減らせるかもしれませんね。
金魚の成長に合わせて、いろいろと頻度や量を調整してくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
カルキ抜きをする必要があることや、全部水替えはNGなど、知らなかったという方もいるのではないでしょうか?
また、金魚の数によっても汚れ具合は変わりますよね。
よく金魚の様子を見ながら、ご家庭に合った頻度で水替えを行ってくださいね。