キッチンのリフォームの失敗例というのは数々あります。
家を建てる際にしっかりと施工業者と打ち合わせをして決めたはずなのに、こんなはずじゃなかったと言う話がよくあります。これと同じようにキッチンのリフォームの際もネタ用の失敗例と言うものがたくさんあります。
今回はそんなキッチンのリフォームで失敗しないための注意点と5つの例を紹介してみたいと思います。
目次
キッチンの高さ
キッチンのリフォームの例だけを見ても結構の失敗例があります。
入念に打ち合わせをしてリフォームを終わらせても、「これで完璧なキッチンだ」と言う方は意外にもの少ないものです。
キッチンの高さが自分の身長と合っていない事例
義母が結婚祝いと言うことでキッチンのリフォームをプレゼントしてくれました。その際、お金を出してもらう立場だったので口出しは一切しませんでした。
でもこれが失敗の元だったのです。
それは何かと言うと、キッチンの高さが私の身長には少し低かったのです。私の身長は170センチ以上あるので普通サイズの高さである90センチでは低いのです。
まぁ、使えない事は無いんですが、ずっと使い続けていくものなので高さについてはしっかりと意見を言うべきでした。
(20代女性)
今回の状況の場合、口を出しにくかった気持ちはわかりますが、基本的な希望だけでも伝えておくべきでしたね。
身長が高い人や低い人などで、明らかに標準サイズでは合わないと言う人はあらかじめ施工業者に伝えておく必要があります。
カウンターの高さは以下の計算式を目安にして高さを考えてみましょう。
キッチンの高さ=身長÷2+5 cm
(※身長170cmの場合は 170cm÷2+5cm=90cm が目安です)
ゴミ置き場の確保
血沈をリフォームする際に、ガスコンロや換気扇、食器棚等の大きなものはリフォームの際に置き場所を決めている方が多いのですが、ゴミ箱については忘れている方が意外にも多いようです。
近年はゴムの分別が厳しくなってきているので、種類ごとにゴミ箱を設置する必要があり、その置き場所に頭を悩ませることもあるでしょう。
ゴミ箱の置き場所を忘れていた方の事例
リフォームの際に一応図面を確認したつもりではあったのですが、ゴミ箱の設置場所を完全に忘れていました。
生ごみは深紅の横に小さめのビニール袋を置いて、いっぱいになったらゴミ箱に移すようにしています。
食器棚や冷蔵庫の置き場所等は大きさも測って完璧に確認していたのに、なぜがゴミ箱だけは完全に失念していました。
(40代女性)
生ごみの場合は深紅の角に三角コーナーを置いても問題は無いのですが、小バエなどが集りますので衛生面で問題があります。
最近は分別も厳しくなっているのでゴミ箱の数が増加傾向にあります。
キッチンのリフォームの際は、リフォーム前に置いてあるものを、リフォーム後の図面に配置して確認するのが確実です。
冷蔵庫の設置場所が狭い
キッチンのリフォームの際に重要なポイントの1つに「使いやすさ」が挙げられます。
使いやすさに最も影響するのが動線です。
動線が悪いと使い勝手も悪く、中の効率が悪くなってしまいます。
キッチンの導線の考える上でのポイントとして、コンロ、シンク、冷蔵庫の3点の辺の合計が510センチあれば快適に作業ができる配置になります。
冷蔵庫の設置に関する失敗の事例
キッチンをリフォームして広くなったのは良いんですが、冷蔵庫の設置場所がシンクから離れてしまいました。
見た目の配置はバッチリなんですが、炊事をしていると、冷蔵庫までの距離を感じてしまい、せっかくのリフォームが残念な結果になってしまいました。
(50代女性)
キッチンの場合、毎日使うものだからこそ使い勝手は慎重に考えるべきでしょう。
キッチンのリフォームで冷蔵庫の置き場所を失敗してしまったという方は少なくありません。
冷蔵庫は専有面積を占める割合が大きいので、一度決めた場所から動かすのは困難になります。
また、冷蔵庫の空く向きを考えなかったせいで大失敗したなんて例もあるため、リフォーム前によく確認してみてください。
コンセントの位置が悪い
最近では、電子レンジ、食器洗い機など、以前と比較して、電気を使用するシーンが多くなっています。
そして、電子レンジや炊飯器がコンセントに届かなくなったという失敗事例が少なくありません。
食器棚やゴミ箱、冷蔵庫等の配置図を決定した後のレイアウトを作成し、コンセントの位置を確認するようにしてください。
そして、今後の電化製品の追加を見越してコンセントを増設するなど、少し余裕を持って電力を確保するようにしておけばいいでしょう。
コンセントの位置を失敗した事例
キッチンのリフォームを終わったばかりなのに、一つ困ったことができました。
リフォームをして電子レンジの置く位置が変わったのですが、コンセントの位置がいぜんのままで届かず、結局延長コードを使用する羽目になり、そのコードが床を這ってジャマに!せっかくリフォームしたの
だからスッキリ使いたかった!
(40代女性)
こうならないためにも、リフォーム後のレイアウトに電化製品を配置して確認することは必要不可欠です。
また、頻繁に使う電子レンジや電気ポットなどは使いやすい位置にレイアウトしてみると良いでしょう。
シンクのサイズ
「シンクは大きい方がいい」と、リフォームして大きくしたが、大きすぎてカウンターが狭くなってしまったという例もあります。
キッチンのシンクを大きくしすぎてしまった人の事例
大きなシンクにして炊事が捗ると予想していたのですが、いざ使ってみると調理スペースが小さくなって、下ごしらえした野菜などをシンクに一時的に置きながら使う羽目になりました。
シンクに食材を置いているので、洗い物があるときはちょっと気になってしまいます。
(30代女性)
キッチンのリフォームの最大のポイントは、見た目だけでなく、使い勝手が重要になります。
使いやすさの面で考えると、調理スペースは50cm以上は確保しておくとよいでしょう。
料理が好きな人や家族が多い方は、さらにもう少し広く確保してもいいでしょう。
流行りのアイランドキッチンにリフォームしたものの、見た目重視で逆に料理がしにくくなってしまったと言う例も少なくありません。
まとめ
キッチンリフォームを考えたとき、使いやすいキッチンの配置や収納の基礎知識を知っておく必要がありますよね。
キッチンをリフォームして新しくなったけど、使いづらくなってしまっては本末転倒です。
キッチンは長く付き合っていくものと考え、少しくらいの手間は惜しまずにしっかりと失敗しないようにリフォームすることをお勧めします。
また、キッチンリフォームにおいて最も重要なことは、リフォーム会社選びをしっかり行なうことです。
こっちが気づいていないことや、知らない知識を適切にアドバイスしてくれるかが、キッチンのリフォームに失敗しないポイントでもあるのです。