法事の服装は女性でもパンツスーツでOK?NG?

法事の女性

お葬式は喪服ってわかっているけれど、四十九日法要や三回忌、七回忌とその度に喪服にするべきなのかな…と迷ってしまいますよね。

でも、社会人になったら今更聞けないし…という方もいると思います。

七回忌以降になると、「平服でいらしてください」と言われる事が多くなります。

とは言っても、カジュアルな服装はNGです。

えっそうなの⁉︎と驚いた方はこれから一緒に勉強しましょう!

今回は、女性の法事での服装はパンツスーツでもOKなのかについてお伝えします。

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法事の服装で女性の平服ってどんな服装?

法事

まず法事における喪服と平服の使い分けを見ていきます。

【喪服】

お葬式・初七日〜四十九日〜三回忌(満2年目)
いわゆるアンサンブルやセットで売られている、光沢のない黒いワンピースなどのスーツですね。

ブラックフォーマルと呼ばれる礼服になります。

喪服に関しては、次の項で詳しくご説明しますね。

【平服】

七回忌(満6年目)〜
平服とは、喪服以外の略喪服のことを指します。

平服の色

色は黒や濃紺、グレーなどの暗めで控えめな服装にします。
この場合は、ワンピースやスーツはもちろん、パンツスタイルでもOKとされています。

お葬式と違い、真っ黒はあまりふさわしくありません。

七回忌以降になると、「年月とともに悲しみを薄くする」という意味も込めて、敢えて黒ではなくグレーなどにした方が良いそうです。

平服の場合は、インナーに白地のものを着ても飾り等が無いものならばOKですよ。

夏場や冬場

また、夏場は半袖でもいいのか、冬場はコートを着てもいいのか気になるところですよね。

基本的に控えめが前提ですので、ノースリーブはNGです。
半袖というよりは、5分袖〜7分袖がいいでしょう。

冬場も同様に、コートは着てもOKですが、ラメや飾りが付いたもの、また殺傷を連想させる毛皮や革物はNGです。

ちなみに、会場に着いたら入る前にコートは脱いでおくのがマナーです。

法事の服装で女性はスーツなら何でもあり?ではありません!

女性用スーツ

ビジネス用スーツでも黒ければいいのでは?と思われるかもしれませんが、ビジネス用のものは光沢がありふさわしくありません。

特に大学生などは、制服もないですしリクルートスーツを着ていこうとしている方もいるかもしれません。

しかし、リクルートスーツは黒色の質感や光沢感が喪服とはかなり違います。

学生のうちは、まだリクルートスーツでも許されるかもしれませんが、出来れば喪服を1セット揃えておきましょう。

法事に着ても良い服装と女性のアクセサリーのご紹介

アクセサリー

アクセサリー

お葬式の時は、パールなら付けてもよい、というのはご存知の方も多いでしょうか。

法事の際は、基本的にパール以外のアクセサリーと結婚指輪以外は付けません。

パールも一連のもの、一粒のものにします。
二連以上だと、不幸が重なることを連想させるので避けましょう。

ネイル・メイク・ヘア

ネイルも出来れば落とし、メイクや髪飾りも控えめなものにします。

ストッキング

素足や肌色ストッキングではなく、黒色の30デニール以下のうっすら肌が見える程度の薄さにします。

タイツは真冬の北海道などではOKの場合がありますが、基本的にNGです。

七回忌以降の平服の際は、グレーのストッキングでも許容範囲です。

男性はスーツに革靴で良いのですが、女性は原則、革靴はNGです。

光沢や飾りのない、シンプルな黒パンプスにします。これは、就活用のパンプスをイメージしてもいいかもしれません。

もちろん、つま先が出るオープントゥのパンプスやヒールが高いミュールは避けましょう。

学生でもローファーは避けたほうが無難ですが、そうなるとスニーカーしか無い…という学生さんもいると思うので、主催者側に相談してみるといいですよ。

小物

平服であったとしても、小物も控えめな色で統一しましょう。

バッグにチェーンが付いているものは避け、ハンカチの色なども落ち着いた色にします。

まとめ

パンツスーツ

いかがでしたでしょうか?

女性の場合は、男性と比べて法事の服装に制約が多く感じますよね。

しかし喪服は1セット揃えておけば、サイズが変わらない限り長く使えるものですし、平服の際も、お子さんの卒業式等の服を活用出来る場合もありますよね。

ぜひこういった法事マナーは、赤っ恥をかかないようにしっかり把握しておくと安心ですね。