春や秋になりお彼岸をやる際には、親戚で集まってお墓参りをするところがありますね。
もちろんご先祖や仏様に、感謝をする機会でもありますから、手ぶらで行くのはNGで、お供え物が必要になります。
そのお供え物って何を、どのくらいの値段のものを買えばいいか迷いますよね。
相場としては、3,000円~5,000円ほどで、日持ちするお菓子がいいでしょう。
今回は、お彼岸のお供え物のお菓子やおすすめついてお伝えします!
目次
お彼岸に用意するお供え物!だいたいの相場ってどのくらい!?
昔から続く習慣である「お彼岸」。まずはお彼岸でお供えするお菓子について、ちょっとお話します。
昔の人はどんなものをお供えしたのでしょうか。
昔はおはぎやぼたもちだった
昔は、お彼岸といえばおはぎやぼたもちをお供えするのが通例でした。
おはぎやぼたもちに使われるあずきには、古くから悪いものを追い払う効果があると信じられてきたようです。
今は故人が好きだったものや日持ちするお菓子を
今ではお供え物にはあずきを使ったお菓子じゃないといけないわけではなく、特に決まりはありません。
お菓子の相場は3,000〜5,000円がちょうど良いとされています。
お彼岸は、春と秋に行われるものですが、夏はお盆、冬はお正月と季節ごとにお墓参りすることになると、その度にお菓子を買っていくのは金銭的にも負担になりますね。
また、あまりにも高級なものを買っていくと先方も気を遣ってしまいますから、上記の値段がちょうどいいでしょう。
ちなみに、お菓子ではなく現金を包む場合もあります。その場合も、お菓子と同様¥3,000〜¥5,000を包みます。
お彼岸のお供え物!親戚にも喜ばれるお菓子の選び方
それでは、どんなものをお供えにもっていくと喜ばれるでしょうか?
親族や親戚が大勢集まることを予定しているならば、小分けになっていて分けやすいお菓子の方がいいでしょう。
あとは、やはり保存しやすく日持ちするものだといいですよね。
ざっとオススメの商品とともに、例を挙げてみます。
■おせんべい・おこし
→桂新堂
やはり百貨店では、きちんとお供え用のお菓子としても扱われるので、安心して買えますね。
これはせんべいの詰め合わせなのですが、秋らしく栗や柿が描かれた可愛らしいせんべいや、紅葉や十五夜の絵が描かれたせんべいもあって、目でも楽しめる商品ですよ♪
■まんじゅう・どら焼き・ようかんなど和菓子
→良平堂 栗福柿
こちらは、伊勢神宮にも例年奉納しているほど有名なお菓子で、何度かテレビでも特集されたことがあるので、ご存知の方もいるでしょうか?
干し柿の中に栗きんとんを入れたお菓子で、品の良い程よい甘さが特徴です。甘いものが苦手な方でも美味しく楽しめる味ですよ。
■クッキー・マドレーヌなど洋菓子
→京抹茶シフォン
洋菓子の中でも、これは和菓子にも近く、抹茶も取り入れているので品のあるお菓子です。
小さな子から年配の方まで、幅広く好まれるお菓子ですね。
■ゼリー
→銀座千疋屋 銀座ゼリー
千疋屋といったら、果物とご存知の方は多いのではないでしょうか?
さくらんぼやラフランスなどの果肉をたっぷり使用したゼリーも、年代問わず食べられるものですよね。
日持ちもする上に保存もしやすいので、とても便利ですよ。
■季節の果物
→正明堂 プチフルーツセット
フルーツ盛り合わせのような、きちんとしたお供え用のものを買うとかなり高価になってしまいますが、こちらはゼリーも入っていて、ちょうど良い価格帯ではないでしょうか。
このように、ジャンル問わず値段相応のものであれば、バリエーション豊かですよね。
その土地の名物でもよいですし、故人がお酒好きであればお酒もいいかもしれません。
お彼岸のお供え物に関わるマナー!大人なら知っておこう!
百貨店などで、「お彼岸のお供え用で」と伝えておけば、お供え用に包装してくれますが、自分で包装するときは、注意点があります。
熨斗(のし)は付けない
慶事ではお祝いごとなので熨斗は付けますが、お彼岸はお祝いごとではないので、熨斗は付けません。
そして、水引だけを印刷した紙を掛けてもらうようにします。
うっかりお店の人にお彼岸だと伝え忘れると、熨斗をかけられてしまうので注意しましょう。
水引の色は、地域によって違う
また、訪問先の地域によって水引の色も違うので、訪問先に合わせてチョイスしましょう。
関東だと黒&白や、黒&銀、双銀、
関西だと上記以外に黄色&白の水引が多く用いられています。
水引の本数にも注意!
水引には、色以外にも本数にも要チェックなんです。
お彼岸などの弔事…偶数
慶事…奇数
このようになっているので、奇数の水引は使わないように気をつけましょう。
だいたいは、お店で付けてもらう場合がほとんどだと思いますので、「お供え用」のものであれば特に心配はいりませんが、知っておくと安心ですね。
まとめ
いかがでしたか?
お彼岸のときには、ご先祖様や仏様に日頃の感謝を伝えるとともに、親戚の方々も多く集まりますよね。
お彼岸の意味を理解した上で、ぜひ親戚の方々とも故人の思い出話を楽しめるといいですね!