初めて海外に行く予定がある方、「クレジットカードは個人情報の塊だから持って行かない方がいいでしょ」と思っていませんか?
実は、海外旅行では絶対にクレジットカードは持っていくべきなんです。
むしろ、多額の現金をもっていく方が危ないんです。
特に海外と比べると平和な日本に慣れている日本人。盗難にあったら、一文無しになってしまいます。
でもクレジットカードを持っていれば、万が一のことがあっても補償が付いているので安心です。
今回は、「海外旅行でクレジットカード持ってない」場合の問題についてお伝えします!
目次
海外旅行はクレジットカードが必要な理由は?
まず、海外旅行でクレジットカードが必要な理由を見てみましょう。
(1)クレジットカードなら海外旅行傷害保険で安心
カードが必要な理由は、海外旅行傷害保険が付けられることが大きいです。
(1)-1 現金には補償が無い!
多額の現金を持っていくと、財布を盗まれてしまった場合、終わりですよね。
でもクレジットカードの場合は、万が一盗まれても補償が付けられるのでそこまで心配する必要がないんです。
実際にアメリカでは、日本の1万円札相当にあたる100ドル札を持ち歩いている人はほとんどいないそう。
大きくて20ドル札(約¥2,000相当)がほとんどだそうです。
それは皆カードで支払うからで、現金を持ち歩いていると、やはりスリなどの理由で危ないからなんです。
そしてキャッシュレス化が進んでいることも理由ですね。→※後ほど詳しく説明します!
(1)-2 カードは万が一の損害賠償や医療費にも対応
海外旅行傷害保険付きのカードは、急病、ケガ、損害賠償、事故、盗難などに対応してくれます。
海外は日本ほどの保険制度が充実していないので、医療費がべらぼうに高額だったりするんです(骨折治療で200万など)。
また、現地のホテルのお風呂で水漏れをして改修費用をもたされてしまった、なんて時でも保険で補償してくれるので、万が一の時も安心ですよ。
(2)クレジットカード払いでないと利用できないところも多い
日本は先進国の中では、キャッシュレスが遅れているというのはよく聞きますよね。
〈2016年時点の世界のキャッシュレス割合〉
韓国:96.4%
イギリス:68.7%
中国:60%
オーストラリア:59.1%
シンガポール:58.8%
カナダ:56.4%
スウェーデン:51.5%
アメリカ:46%
これを見ると、韓国ではほとんどキャッシュレスですし、中国ではQRコード決済がないと生活できないほどなんだとか(QRコード決済ならスマホがあればできますが)。
また、海外ではカードが身分証代わりになることもあるので、クレジットカードがないと利用できないホテルやレストラン、レンタカーなどもあるようです。
(3)経費精算もしやすい
仕事で海外に行くことになった場合、かかった経費も計上してもらうために、あとから計算する必要がありますよね。
その場合も、海外の現地通貨に交換したあと、現金で支払いをした場合、レシートを保管していても計算が面倒なんですよね。
その時のレートがいくらだから、それに換算すると…といった面倒な計算の手間がかかるのに対して、カードだとそういった手間は不要なんです。
カード払いなら、利用明細書上に日本円に換算した結果の請求金額が明記されるので、どこどこでいくら使用した、という結果が一目瞭然です。
(4)海外キャッシングも便利
これは、ちょっと海外旅行上級者かもしれませんが、海外で現金が必要だけど持ち合わせていないとき、カードがあれば現地のATMですぐに現地通貨のキャッシングができるんです。
海外のATMでキャッシングをすると、現地通貨が出てきますが、支払いは当然日本円なので、手数料も節約になるんですよ。→※手数料については後ほど詳しく説明します!
これは、カードによって海外ではキャッシングができない設定になっている場合があるので、事前に確認する必要があります。
(5)両替手数料の節約にもなる
手数料も、実はカードの方が節約になるんです。これは、最後の項で詳しくご説明しますね。
海外旅行でクレジットカードを何枚持っていく?
基本的に、クレジットカードは2枚あると安心です。
1枚だと、磁気異常や破損など物理的な理由で使えなくなったり、あるいは有効期限が切れていて使えなくなっていた…なんてこともありうるからです。
また、万が一、財布の盗難にあったときのことを考えて2枚それぞれ別のところに入れておくといいでしょう(1枚は財布で、もう1枚はパスポートケースの中など)。
海外旅行でクレジットカードの手数料はどのくらい?
空港で現地の通貨に両替する方が多いと思いますが、意外と手数料を取られているのをご存知ですか?
だいたい、空港での両替手数料は4~10%もかかっているんです。高額であればあるほど、損してしまいますよね。
また、特にドルなどのメジャーな通貨ならともかく、東南アジアなどのマイナーな通貨への両替手数料はさらに高くなります。
しかし、クレジットカードならだいたいどの会社のものも手数料は1.3~2.0%ほどで済みます。
また、通貨の種類によってレートが高くなることもないのでカードの方がお得ですよね。
ちなみに、日本ではカードで支払うとき、支払い回数を聞かれますが、海外では基本的に支払い回数について聞かれることは少ないんです。
聞かれたとしても、一括orリボ払いが基本ですし、そもそも、クレジットカードの基本設定として、「海外では○○(一括orリボ)払いを利用する」とあらかじめ設定されている場合が多いんです。
もしリボ払いに設定していた場合、利用金額に関係なくリボ払いになってしまうので、無駄に高い金利手数料を払うことになってしまうので注意しましょう。
海外旅行前に、クレジットカードの設定を確認しておくといいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
海外でカード払いというと、まだまだ不安な方も多いかとは思いますが、今やキャッシュレスの時代。
ぜひ補償内容をしっかり確認して、使いこなせればいろいろお得に、スムーズにいくことが多いので、ぜひ活用しましょう。