お刺身って美味しいですよね。
あるだけでちょっと上品で、リッチな食事になる気がする、という方も多いはず。
しかし、スーパーなどで売っている刺身は、少し値が張るな…と思っている方も多いのではないでしょうか。
そんなとき、刺身が特売になっていたらうれしくてついつい買いすぎてしまう方もいるのではないでしょうか。
けれど刺身は生モノなので、買ってきた当日か翌日のうちには食べきらないと悪くなってしまいそうですよね。
でもどうしても食べきれないとき、冷凍保存すれば少しは長く保存ができます。
今回は、「刺身は冷凍保存が可能か?」保存期間や上手な解凍方法についてご紹介していきます!
刺身を冷凍した場合の保存期間はどれ位?
刺身は、冷凍保存すると約1週間ほどもちます。
ただ、正直なところ刺身は冷凍保存にあまり向いていません。
テレビで、マグロを魚まるごと冷凍して運んでいるところを見たことがありませんか?
また、スーパーでも冷凍刺身は売られていますよね。
しかし、これらは超低温で急速冷凍しているのであまり味が落ちずにキープできています。
家庭の冷凍庫はマイナス18℃ほどですから、刺身を冷凍すると水分(うまみ)が抜けて身がカスカスになってしまいます。
また、もともと冷凍刺身として売られているものを解凍して、再度冷凍することは避けましょう。水っぽく味が劣化してしまいます。
刺身を家庭でおいしく保存するには、冷蔵庫内のバーチャル室(マイナス3℃に設定されている)か、チルド室(0℃前後に保たれている)がちょうどいいでしょう。
刺身の冷凍保存方法の具体的なやり方
刺身を冷凍保存するときは、できればサク(刺身にする前の塊)のままがおすすめです。
刺身は、切った包丁に雑菌が付いていることや、サクよりも空気に触れる面が多いため劣化が早いためです。
そして、必ず冷凍前にドリップ処理を行いましょう。
■冷凍手順
- サクの水気をキッチンペーパーでしっかりと拭き取る
- ラップでしっかり包み、サクを水平状態に保ちながらフリーザーパックに入れる
- パック内の空気をしっかり抜いて、金属トレーの上にのせて冷凍庫に入れる
金属トレーは熱伝導率が高いため、より早く冷凍させることができます。
そして、パックはしっかり密封しないと残った空気に触れて劣化が進むので気を付けましょう。
※イカやタコは冷凍向き
実は、イカやタコは魚と比べて冷凍しやすい食材で、冷凍食品として販売されているほどなんです。
シーフードミックスを思い浮かべると、確かにイカやタコがたくさん入っているイメージがあるのではないでしょうか。
家庭で生のイカやタコを冷凍する場合は、食べやすい大きさにカットしておいてからフリーザーパックに入れて冷凍すればOKです。
ただ、やはり冷凍したものを解凍して刺身として食べるのは、食感や味が落ちてしまっているかもしれません。
あるいは、加熱処理したものを冷凍することもできます。
イカやタコをキレイに洗ってから塩ゆでにして粗熱を取り、食べやすい大きさにカットしてからフリーザーパックに入れて冷凍すればOKです。
刺身を冷凍した場合の上手な解凍方法
冷凍した刺身を解凍するときは、流水解凍か氷水に漬ける方法がいいでしょう。
冷凍した刺身を海水よりも少し濃い塩水で軽く洗います。
その後キッチンペーパーで水気をよくふき取ったら、フリーザーパックに入れて氷水に漬けておきます。
このとき、パックに水が入らないように気を付けます。
また、あまりにも濃い塩水を使ってしまうと、刺身に塩っぽさが残るので、薄い塩水を使いましょう。
- すっぱい匂いがする
- ヌメりが強い
- 変色して茶色くなっている
- カビが生えている
- 水分が抜けてパサパサとしている
- 生臭さが強くなっている
まとめ
いかがでしたでしょうか?
きちんと冷凍しても、解凍した後に酸っぱいニオイがしたり、ぬめりが出ている、生臭さが増している、水分が抜けてパサパサになっている、などの状態になっていたら、食べないで下さいね。
少しでも長く、おいしい刺身を食べられたらいいですね!
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